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西欧では、歴史的に最も有名な長寿者であるにもかかわらず、日本ではほとんど知られていない人物。それが本書の著者ルイジ・コルナロである。コルナロはいわば「食べない健康法」の元祖。 時は16世紀のイタリア。病気がちで生死の淵をさまよった彼は、医師の忠告で節食生活を始める。すると、たちまち病は快癒し、ついには当時としては異例の102歳という天寿を全うする。彼はその体験をもとに、食を節すること(極少食)がいかに心身ともに良い影響を与え、また人間の運命をも変え得るものかを83歳から書いて配り始めた。その手記は評判を呼び、各国で翻訳されながら読み継がれ、後にフランシス・ベーコンやニーチェほか多くの有名人が言及しているほどである。この「食養のバイブル」とも言われる古典的名著が、ついに待望の邦訳! 活性酸素やサーチュイン遺伝子など現代の知見から見た懇切な解説も付いており、より深い理解を助けてくれる。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年08月31日
少食と健康の結びつきについてコロナロ自身の観点から解いている。
私たちが小さい頃から刷り込まれた内容とは異なる概念で面白かった。
私自身、最近、なるべく肉を食べずに添加物をとらないという生活を送っているが、以前にも増して素材そのものの美味しさを感じるようになり、健康である。
今後、食糧難になる...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月16日
病気と死とは、養生を心がけない者たちにとっては最大のわざわいである。かれらにとって、病気は苦痛をともない、死は恐怖の的である。(中略)これに対し、私にはそうした悩みや恐怖は一切ない。なぜなら、まず飲食における十分な節制によって病気にはならない体になっているからである。
こんなこと言える年の取り方し...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月06日
現代の様子を、もしコルナロ氏が見たら、きっと驚くでしょう。
殆どの人が病人ではないかと、腰を抜かすに違いありません。
そして、今の食品事情を見て、「これは、本当に食べ物なのか?」
と訝しく思うに違いありません。
自然なものとは、かけ離れた食べ物が、溢れるように手に入る光景を見て、
異様にうつるのでは...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月25日
食養など色々読みあさっているうちにこの本に出会う。
素晴らしい!本書にもあったが「座右の銘」として常に手元に置きたい。そう思う内容。
きっと翻訳が素晴らしいのだと思う。翻訳者も「食養研究家」との事。
色々勉強中だが繋がった感が有る。
ルイジ・コルナロの本をもっと読みたいと思ったが翻訳されている物が見...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月15日
ルネサンス期以前から、少食による健康増進効果は認められていたことが本書を読んでわかりました。
やはり食を慎むことは生きていく上で大切なことなんだと思いました。
しかし、病気になって命の危険を実感した人々でなければ、こういう本は手にとってくれません。
利益や効率を追求する現代社会でこの本に出会えたこと...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月12日
筆者のコルナロ氏は、健康に長生きするため極少食を勧めている方。
生前、一日総量たった350g分の食事を、一日2回に分けて食べていたんだとか・・!
(350g = ごはん茶碗1杯分 + 缶コーヒー1缶分)
食べる量をなるべく減らすことが健康寿命を伸ばす秘訣だと述べられてます。
食べすぎによる生活...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月04日
ルイジコルナロ「これまで老年というものがこれほど素晴らしいものとはしらなかった」
飽食はいかなるものでも死期を早める。
「口に合うものは体に合う」は間違っている。
常に食欲を少し残した状態で食卓を離れること。
「健康は食欲を抑えることから」
接触は活力を生む。
最も大事なことは量の制限=胃が容易に消...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月20日
ルネサンス期のヴェネツィアにおいて、極少食を実践することで実に102歳まで生きた偉人コルナロの講話とその解説という体裁で、少食かつ穀菜食の生活を薦める本。
講話部分は読みやすい。解説部分は講話の補足を超えて、研究成果等も交えて我々が日頃口にするものがいかに心身に影響するかを説いている。個人的に、過去...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月02日
「腸内細菌叢の重要度」
腸内細菌叢が健全な状態であれば、ほとんどのビタミン類は特に乳酸菌を介在して造られるし、たんぱく質の全ての合成も各種の腸内細菌が担ってる。
反対に、腸内細菌叢が悪化した状態ではどんなに栄養価が高い物でもその恩恵は受けられない。
「消化と代謝(修復)の関係」
食べ物の消化と体...続きを読む
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