フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

799円 (税込)

3pt

今、日本人は食を巡って大きく二つに分かれている。食の安全のためにお金を使うことを厭わない人々と、安全よりも安さと量を重視する人々。食べ物を通して歴史や社会を読み解きながら、日本人の新たな政治意識を導き出す。

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フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    食の消費の選択が、その人の考え方やセンス、ひいては政治思想まで表しているとの主張。体内に取り込むものの選択には分断が伴うというところは、食に携わる人間として抑えておくべき主張に思えた。わかりやすく2つの派閥に分けて話しているが、派閥のアウフヘーベンのようなものはないのだろうか。

    0
    2019年11月30日

    Posted by ブクログ

    どう食べるかは、政治的選択でもある。

    出版された2013年から、さらに日常的にオーガニックという言葉を目にするようになった2019年に読む。

    理想を追求するのが左翼的な思考。

    そんな風にお硬く考えてなくても、
    自然と関心をもっていた「オーガニック」や「サステイナブル」といったテーマを、全編通し

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    2019年10月06日

    Posted by ブクログ

    食左と食右。政治思想で食の嗜好を切り分けるという着想が面白い。確かにファストフードやメガ盛りといったジャンク食を好む人間は,政治的にも右を志向する気がするし,オーガニック,マクロビ,有機栽培,ベジタリアンなどは意識の高い左側に位置するだろう。遺伝子組み換えハンターイなんかも思いっきり左寄りだ。
    まぁ

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    2014年10月15日

    Posted by ブクログ

    『ラーメンと愛国』に続き、期待を上回る面白さ。食を通じて政治経済に迫る、というアプローチが成功していて、「山路を歩いていたら、いつの間にか自分の住んでいる街を反対方向から見下ろす丘に出て、よく知っている景色なのにびっくり新鮮わ〜嬉しい」という感じ。
    食への態度を「右翼か左翼か」と位置付けることで、食

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    2014年05月30日

    Posted by ブクログ

    左翼の対象としてきたものの流れがつかめておもしろかった。政治闘争から自然派農業への流れはなんとなく理解していたが、なるほどねーと納得させられるものがあった。

    自分の周りを見渡しても確かにその傾向はあるかもと実感。

    有機栽培はほんとうにサステイナブルか?というポイントも興味深い。もはや態度が科学を

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    2022年04月05日

    Posted by ブクログ

    速水健朗『フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人』(朝日新書、2013年)は食生活の面から人々の政治意識を分析する書籍です。本書は日本社会がフード左翼とフード右翼に分断されていると主張します。
    フード左翼は有機野菜、地産地消、ベジタリアン、ビーガン、マクロビ、ローフーディズムなど自然派の食を愛

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    2020年04月26日

    Posted by ブクログ

    フード左翼とフード右翼の対比がわかりやすく、気軽に読んでいましたが、段々と自分の立ち位置や主義主張のねじれに気付いていき、後半は真剣に読んでいました。
    「何を買うか」や「何を食べるか」が政治的な判断となる以上、自分の消費行動にも自覚的でいなければならないと自戒しました。

    自戒はしましたが、何という

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    2019年12月12日

    Posted by ブクログ



    食を通じて、その人の政治思考を見てみようという面白い一冊。
    左翼、右翼、政治という単語を見るとどうもキナ臭い印象があるが、本書は実にとっかかりやすい内容だ。
    人にはそれぞれ食の好みがあり、それをマッピングしてみる。
    そこから、ジロリアンやB級グルメなどのジャンク好き、有機野菜、ベジタリアン、ビー

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    2018年05月14日

    Posted by ブクログ

    面白い。自然志向はあくまで都市生活の延長だとか、有機栽培を増やすことが自然破壊に繋がるとか、なるほどと思うことが多かった。他の方も指摘しているが左翼側の話がほとんどで右翼側の視点はあまり出てこない。食べることについて色々考えさせられるという意味ではなかなかいい本だと思う。

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    2016年10月17日

    Posted by ブクログ

    試みとしては、非常におもしろかった。
    筆者も書いているが、これは「あー、たしかにそうかもね」「あるある、あるわ〜」というノリで読むべき本。
    逆に言うと、それ以上は期待しちゃダメです。

    さて。
    日本人の食は二極化している。
    安心・安全を求める人と、安くてボリュームがあればよしとする人。
    それを本書は

    0
    2016年05月30日

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