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経営者VS闇勢力の凄絶な暗闘! そごう、NEC、拓銀、イトマン、東京佐川……本書は、元『週刊文春』記者が、“怪文書爆弾”が炸裂した現場を歩いた記録である。
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Posted by ブクログ
週刊誌編集部で実際に起こったことを題材に描かれた作品。時代背景とか、ちょっと難しいかもしれないが、なかなかの良書。
このIT時代に紙での怪文書なんて…と思う事なかれ、未だに政治の世界などでは大活躍だということ。 それらを収集して解説してくれるこの一冊はゴシップ的に読んでも価値あるものだと言えます。
[ 内容 ] 「怪文書」-それは、力を持たぬビジネスマンが、トップを撃ち落とすための唯一無二の手段。 しかし、“殺傷能力”があまりにも強すぎるため、ときに会社ごと滅ぼしてしまうなど、思わぬ結果を招くこともある。 本書は、「イトマン事件」、「クレスベール証券事件」など、この一〇年に起きた経済事件を中心...続きを読むに、元「週刊文春」記者が、怪文書爆弾が炸裂した現場を歩いた記録である。 [ 目次 ] 1章 怪文書とは何か 2章 堕ちた首領-そごう怪文書 3章 闇に消えた三〇〇〇億円-イトマン怪文書 4章 政界と怪文書 5章 政治家とヤクザをつなぐタニマチ-東京佐川怪文書 6章 経団連会長の夢破れ-「防衛庁巨額水増し請求」怪文書 7章 バブルの波に乗り遅れ-拓銀怪文書 8章 元大蔵キャリアの錬金術-ヤクルト怪文書 9章 怪文書とブラックジャーナリズム 10章 切れぬ腐れ縁-クボタ怪文書 一兆円を操った“IQ84”-東洋信金事件怪文書 なぜ社員ばかりが厚遇されるのか-第一火災怪文書 「臭いものにはフタ」体質-T海上火災怪文書 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
怪文書について、というかそれにまつわる事件について。 おもしろかったけど、もっと怪文書そのものについて知りたかったです。
かなりブラックな要素が満載の 一度読んだら病みつきになってしまう問題書(!) だけれども中身は本当にすごいものがあります。 なんというか、裏側をとことん暴き出すという 一種の恐怖すら覚えてしまうという。 ちなみに刊行年こそ、10年以上前の 代物ですが、 政治の視点等で見てみると そんなに古臭いこ...続きを読むとではないように感じます。 人の欲って結局は権力の方に 帰結するのかもしれませんね。 カネや女を踏み台にして。 何というか、ある大金を動かした個人の 怪文書を扱ったところは 驚きでした。
○元週刊文春記者の六角氏の著作。 ○過去の「怪文書」が現実の事件・事案にどのように影響を与えているのか等について分析した作品。 ○事件が古いため、少し風化しているところも多いが、実際の怪文書がどのような意図で作られていたのかなどについて、分かりやすく解説している。 ○事件自体の説明も詳細で、裏情報な...続きを読むどを交え、面白い作品。
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