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ラカン、ストロース、バルトなどの構造主義者に多大な影響を与えた、言語学の巨人・ソシュール。彼がジュネーブ大学で行った「一般言語学講義」を、今21世紀の文脈で読み解く。
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Posted by ブクログ
人間の性質から言語とはどういうものか説明しているところが面白かった。 人間の記憶力には限界がある。しかし、表現したいこと(事柄)は無限に存在する。無限にある事柄を1対1対応で記号(言葉)を割り振っていたら、無限の記号が必要になる。それを回避するために、有限の単語が生まれ、それを組み合わせて表現する過...続きを読む程で規則が生まれ、無限の事柄を表現できるようになった。 単語は、有限であるため具体的なものを包括的に表現する必要があり、抽象的で体系を持つようになった。事柄は無限であるため、言語に構造が生まれた。
「能記」「所記」って何?? 「シニフィアン」「シニフィエ」って何?? 「ラング」「パロール」って何?? ・・・etc 言語学に興味はあるけれど、どこから手をつけたらよいのか分からないという方にピッタリなのではないでしょうか。言語学の世界で使用されている様々な用語を分かりやすく、当時の時代背景も含め...続きを読むて解説してくれています。 あくまで「言語学」という学問の書なので、難しくて分かりにくい箇所も多いかと思いますが、この本が言語学の深い所は入っていくための「はじめの一歩」には充分なりうると思います。個人的には「ラング」「パロール」の説明にあまりよく分からない箇所がありましたが、概ねなかなか分かりやすい良書なのではないかと思います。 「もし単語の能記(音素列)と所記(意味)の関係が恣意的ではなかったとしたら、一つの音素列と一つの意味の結びつきは、結びついた結果の単語がなくならない限りは永遠に変わりようがないはずです。結びつきが恣意的だからこそ、音素列と意味の関係にずれが起きて、その結果として、単語の能記や所記の変化が生じることができるのだというわけです。というわけで、言語記号の恣意性は、言語が変化することを保証する原理として、コトバの性質の中では大変貴重な役割を果たしているのだということになります。確かに、言語は必ず変わるようになっているわけですから、恣意性があるから変化できるというソシュールの指摘は、コトバのしくみの大切な点をとらえています。」(p108)
ソシュールをよく知らなかったので、なんとなくその業績を知るには役立ちました。 著者の「ソシュール研究」の結果とソシュール自身の研究が話の中でコロコロと変化するので、ソシュールの著作そのものの概説という内容ではなく、「ソシュール研究」の概説に近いものになっているのかなぁと感じられました。
『ソシュールと言語学』がソシュールを含めてソシュール以後の近代言語学史を中心に書かれているのに対し、この本は「ソシュール『の』言語学」という内容で、要するにソシュールの勉強した比較言語学から新しい言語理論を創始するに至った経緯を含め、ソシュールの言語理論について、有名な「ラングとパロール」、「能記と...続きを読む所記」、「共時態と通時態」、「連合関係と連辞関係」など分かりやすく説明されたソシュール入門書。重要な概念は繰り返し説明されており、また例も豊富で非常に分かりやすい。『ソシュールと言語学』同様、町田先生の自論も豊富に紹介されている。
共時態とか通時態がやっと少しわかることができた。差異で意味を確定するのが共時態で、語源的なものは通時態なんですね。
[ 内容 ] 本書は、現代言語学の方法を決定したスイスの偉大な言語学者フェルディナン・ド・ソシュールの学説を、できるだけ具体的にわかりやすく解説したものです。 特に、私たち人間が、コトバを使ってどうしてコミュニケーションができるのかという、ソシュールが解明したかった問題を中心にしながら、コトバの本質...続きを読む的なしくみを探っていくことを目標にしています。 [ 目次 ] 第1章 ソシュールは何を解明しようとしたのか(文字が作られた背景 「品詞」を考えたギリシア人(紀元前一世紀) 普遍文法―ポール・ロワイヤル文法(一七世紀) ほか) 第2章 ソシュールが目指した言語学(言語学の対象―ラングとパロール 言語記号 コトバのしくみを探るための視点) 第3章 ソシュールが明らかにしたコトバのしくみ(コトバの単位 コトバに見られる体系性 連合関係と連辞関係 ソシュールの構造主義) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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