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先生は生徒をどう見ている? 教職員の人間関係は、生徒指導にどんな影響を及ぼす? 職員室では、どんな会話をしている? 30年にわたる教師経験から、学校のリアルを分析。
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Posted by ブクログ
著者も終盤で述べているが、芥川龍之介の『藪の中』形式で、先生それぞれに教育理念があり、良くも悪くもそれぞれの想いを持って生徒の指導にあたっていることを準ノンフィクション小説仕立てで紹介している。ここまでカチューシャについて熱く語っている本はあるだろうかと思うほどで、最初はカチューシャどうでもいいと...続きを読む思っていた私も、先生の多様な考え方に引き込まれていった。教育者という立場上、最低限舐められてはダメなんだろうが、事例を端から見ている分には、もう少し生徒と話そうよ、と感じる。
「生徒のため」が本当に生徒のためなのか、考えなければならない。教員のとった行動が、教員の独りよがりになってしまう場合、教員の保身のためになっている場合がある。教員を志す者としては、問題に対しての根本的解決につながるかという視点を忘れてはいけないと感じた。
この本は面白い!!! 一人称の視点のみならず、登場される各先生の視点から、問題への意見電話考え方が書かれており、 教育のみならず、人間は十人十色だと考えさせられた。 一人一人の教育論や、出世への取り組み、 生徒を取り巻く環境で先生が置かれている立場によって考えが異なる事を学ばさせてもらった。
事例に沿って説明されており、先生の視点が少しですが見えたような気がした。一概に全員が納得する教育、全員に賛同されら教員は存在しえないということに改めて気付かされる。
高校教師たちの、進路指導と生徒指導に対するアレコレ。 進路指導の部分は、多様化する大学受験に向けた標準的な高校生の学習習慣を追求することが重要だと認識させられた。 高校教師だけでなく、民間教育や親たちも読んでおくと良い書籍。
うちの図書委員の女の子が、”先生、この本の「カチューシャ」の話、おもしろいよ”と薦められて読んでみた。評論というよりは小説もどきで、たしかに、生徒のつけたカチューシャめぐって、生徒指導にそれぞれの先生の思いが錯綜するところは(私は教師ではないが)学校現場に近いものとしては生々しくておもしろい。が、『...続きを読む藪の中』のオマージュとしては中途半端で、教育評論としても焦点がぼやけてしまっているような気がする。でも、そもそも、問題になっていることがつまらない生徒指導だな~、というのは外野の感想にすぎないか。
何かで紹介されてて、なんとなく興味があって読んでみました。 「先生」も人間だぜ、っていう本です。 私は先生に対して感想を持ったことがありません。 完全に従順でもなく、全く反抗的でもなく、教師に興味がありませんでした。 それは校則についても一緒で、スカートを短くすることに興味もありませんでしたし、長...続きを読むいのが「ださい」とかいう感覚も持ち合わせていませんでした。 この本を読んでいて、あの頃あの先生はこんな風に考えていたのだなとか思いました。 今も元気に暮らしているといいなと思います。 先生も人間です。 人に出会うように「教師」に出会おう。
This book shows how stupid the Japanese school culture is!
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