自由という服従

自由という服従

693円 (税込)

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3.7

「自由って、そんなにすばらしいことだろうか?」――ふとした疑問を元に、長年、自由と権力とについて考え抜いてきた著者がたどりついた結論とは? 自由論の決定版!

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自由という服従 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    われわれは「罪を犯す自由」を実は持っている。しかしそうしないのは、そうすることによって「自由」が奪われることを知っているからである。自由は不自由によって保証されるといえば、わたしの考えとかなり近い。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    第1章の最初の問いかけ
    「自由=幸せ」って本当?

    自由を「制約からの解放」と捉えるのは甘い!
    自由と服従とは表裏一体なのだ。
    自由だからこそ、人は権力にとらわれていく。

    0
    2019年12月27日

    Posted by ブクログ

    最近ニュースなどで、「自由」という言葉を聞くことが増えています。
    この言葉が用いられると、「良い」というイメージが付きまといます。
    しかし、実際には「自由」とは何かを真剣に考えることはあまりありません。
    本書は、「自由であるって、本当に幸せなんだろうか」という問題意識を提起するものです。
    「自由であ

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    自由と服従との交錯した関係について論じている本です。

    ただし本書は、現在でもときおり見られるフーコーの亜流のような、観念の操作によって近代的な主体性の陥穽を考察する本ではありません。社会状況の単純なモデルを想定し、簡単なゲーム理論の手法を用いて、自由であることが服従へとつながっていく理路が存在しう

    0
    2017年12月16日

    Posted by ブクログ

    他人が自分を評価しないことを受け入れることができない限り、つまり他者はいつだって自分を評価してもらいたいと考えているか限り、かえって自分は他者に縛られ、自由でありながら、自由をうしなうことになる。

    ポストモラトリアム時代の若者たちにも通じる。
    スティグマから逃れることも難しいが、それを幻影と考えて

    0
    2013年06月28日

    Posted by ブクログ

    なんとなく生きづらい、と思うことがあれば読んでほしい。
    第1章と第6章を読むだけでもかなり救われる。モデル化した上での分析はいまいち腑に落ちなかったけど、結論として言いたいことはよくわかる。
    自分が自由な社会の中で、なぜこんなにももがいているのかがわかった。

    ちなみに、第5章はエスノグラフィーをベ

    0
    2012年09月11日

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