ハンナ・アレント

ハンナ・アレント

1,595円 (税込)

7pt

4.5

二十世紀思想の十字路と呼ばれたハンナ・アレント。全体主義を近代精神の所産として位置づけ、国民国家秩序の破綻と難民の世紀到来を明らかにした政治哲学者。彼女は、帰るべき家郷を失った時代の保守主義者として、あるいは進歩を信じ得ない時代の革命的理論家として常に時代と対決することで現代の苦境を可視化し、政治の再定義を通じて現代に公共性を可能にする条件を構想した。その思想の全体像を、第一人者が平易に描き出す。(講談社学術文庫)

...続きを読む

ハンナ・アレント のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    入門書の割にはかなり難しく感じたが、すごく勉強になった一冊。特に中盤はかなり読み切るのに苦労した。

    アーレントによる近現代政治体制の考察を、彼女の著書に沿って著者が解説。

    quote:『人間の条件』
    活動 action とは、物あるいは事柄の介入なしに直接人と人との間で行われる唯一の活動力であり

    0
    2021年05月02日

    Posted by ブクログ

    『全体主義の起原』の読解に前半の2章を割き、第3章でアレントの革命論・アメリカ論、最後の第4章でアレントの政治論を概観する。

    工業の発展による過剰な資本の生産が帝国主義を生み、「国民国家」と「階級社会」に特徴づけられる19世紀的秩序を破壊し、市場の世界的拡大を狙うブルジョワジーが政治に口を出すよう

    0
    2014年08月16日

    Posted by ブクログ

    「敗北よりも、敗北を認めることが恐れられる」


    どきっとするような警句。
    羽根のように触れただけで、血潮が噴き出すようなシビアでハードボイルドな分析。

    この本の(特に前半は)興奮モノでした。
    あまりに密度が濃すぎて、サクサク読めない…読んではちょっと戻って、噛み直しての繰り返しでした。

    久々に

    0
    2015年04月14日

    Posted by ブクログ

    難易度はかなり高い(と思う)。
    第一章、第二章の『「全体主義の起源」を読む』が素晴らしい。
    かなり骨は折れるが、しばらくしたらもう一度読み返してみよう。

    0
    2014年08月12日

ハンナ・アレント の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社学術文庫 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

ハンナ・アレント に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す