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サッカーは戦術や技術だけでは勝てない。日本が、国際舞台で試合を有利に運び、勝利を得るために、「マリーシア」を身につけることが不可欠であることを提言する、画期的な一冊!
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Posted by ブクログ
日本語では”狡猾”や”狡賢さ”と訳されるポルトガル語「マリーシア」。日本では忌み嫌われやすい意味ではあるが、サッカーにとっては切っても切り離せない技術であり戦略であり、サッカーを構成する大事な一部である。 日本人に足りない部分でもあるこの「マリーシア」について、さまざまな立場の目線で考察しています。...続きを読むこの本を読んだあとだと、たぶん国際試合の見方が変わると思います。 いつも真面目に試合に臨むだけじゃダメ。試合に勝つ、という渇望にも近い思いがあるからこそ生まれる技術。それがマリーシア。ルールの範囲内でなんとしても勝つ、その気概が日本選手にも「マリーシア」として出てきて欲しい。 真面目で素直な日本人にはなかなか受け入れられないかもしれないけど。
単なるサッカー論にとどまらず文化論、社会論としても読みごたえがあり、極めておすすめである。味付けを変えればビジネス自己啓発書にも仕立てられそうな本だった。
戸塚さんの著書。 個人的にはマリーシアっていう単語は知らなかったけど、これを読んで色々考えさせてもらった。 日本で言う「マリーシア」は狡賢いイメージだけれど、ブラジルやドイツの人には、もっとポジティブなイメージで捉えられているようだ。 民放のスポンサー主義や、協会の資金稼ぎによる試合の放映が日常...続きを読む茶飯事になった今、改めてサッカーもとい、フットボールを見直す時期に来ているのかもしれない。 サッカーって、どうしてこんなにも奥が深いのか… 俺にはまだまだ理解が及ばないようだ。
マリーシアと言うと「ズルイ」と言うイメージがあって、否定的に捉えている人は多いはず。 もちろん自分もそうだった。 でも実際は違うんだよねって一冊。 マリーシアは賢さ。 マリーシアはクリエイティブ。 そしてマリーシアが日本サッカーのレベルを向上させる。 Jのブラジル人の話が多く登場します。 とり...続きを読むあえずうちでマリーシアを一番体現しているのはパウロだな。川崎戦を思い出しちまった。 興味深い一冊。
「マリーシア」と漫然と語られているものの正体を、ブラジル人選手へのインタビューなどを通して明かしていっています。 たしかに日本人選手はバカ正直な面はありますが、それは「そこまでしてまで勝つのはダサイ」みたいな空気がそこにはあるような気がします。 ちなみに、私はマリーシアなプレーは大変得意です、どうで...続きを読むもいいですが。
[ 内容 ] 時代は戦術論全盛である。 日本のサッカーファンは戦術を好んで議論し、メディアでは布陣のトレンドが度々とりあげられる。 だが、戦術は選手のコンディションにとどまらず、ピッチや気象条件などの外的要因からも影響を受ける、繊細で脆いものだ。 そもそもサッカーとは、相手の長所を潰し合うものであり...続きを読む、チーム戦術や選手個人の技術に頼っていたら、どこかで破綻が生じる。 それは、今まで国際舞台で日本サッカーが繰り返してきた過ちを見れば明らかだ。 本書は、インタビューを行なったブラジル人選手の多くが、「日本人にはマリーシアが足りない」と語る、その「マリーシア」の本当の意味に迫る。 そして、日本が世界で勝つために、「マリーシア」を身につけることが必要不可欠であることを提言する。 [ 目次 ] 第1章 マリーシアとはなにか?カカが問いかけたもの 第2章 賢さが勝敗を決める 第3章 いつも正直者ではいけない 第4章 ボールの行方はマリーシアとともに 第5章 知性と創造性 第6章 ジーコはなぜ怒ったのか 第7章 マリーシアはブラジルの「産業」 第8章 日本人よ、リスクを冒せ! 第9章 駆け引きの先に「楽しみ」がある 第10章 マリーシアを持った日本人は誰か? [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
ビエリやロナウドのように完璧なまでにゴールを決め、本田圭佑が言うように「倒れたら負けだ」と常に思ってサッカーをしてきた自分にとってはもっと早めに会っておきたかったと思わせる本。
「マリーシア」とは何かについて、「マリーシアを一番持っている」ブラジル人選手たちにインタビューし、考察した本です。マリーシアと聞くと、狡賢いという意味もあって、あんまりいいイメージがないのですが、実はそうではないというのが結論。狡いというより、賢いプレーといった方がいいかも知れません。 日本人は真面...続きを読む目すぎる、というコメントは本当に頷けます。サッカーの話ではあるんですが、仕事への取り組み方とかにも参考になりそうです。
サッカーにおけるマリーシア。 言ってみればサッカー脳ということか。 サッカー脳が日本人には足りない、のは何となくわかる。臨機応変に対応できないし。 欧州で選手は増えているのにね。ロシアW杯では、狡賢く頑張ってほしい。
個サルでも汚いプレーとマリーシアの区別がついていないプレイヤーをよく見かける。 ただ、ブラジル目線なのでアルゼンチンが悪く書かれているのがマイナス要素。それはお互い様じゃぁ。
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マリーシア~〈駆け引き〉が日本のサッカーを強くする~
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戸塚啓
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