ベッドサイド・マーダーケース

ベッドサイド・マーダーケース

1,320円 (税込)

6pt

3.8

妻が殺された。僕の眠る隣で――。小さな町で密かに進行する連続主婦首切り殺人。復讐者となった夫たちは犯人を追う。しかし、真相に迫る彼らの前に、地球規模の恐怖が立ちはだかった。そう、この事件を解決するとは、人類を救うことだったのだ! ジェノサイド/文明更新(アップデート)とは何か、そして真犯人は? 四年ぶり長篇ミステリー。

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ベッドサイド・マーダーケース のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年02月14日

    ただ罪悪感の物語なのだと思います
    思い詰める人の、頭の中のぐちゃぐちゃが本の形をとったようでした 
    この本の中に思い詰める人、または罪悪感の説明が書かれているというよりも、この物語自体が説明になっていると感じました

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    Posted by ブクログ 2018年06月01日

    罪悪感のない世界。

    事前に評価をチェックしていたので、するりと読めた。
    途中からSFというか、SFミステリ?
    というのを踏まえた上で読み、そこまでのSFでもないのかなという印象。
    終盤の怒涛の展開にワクワクした。
    佐藤友哉さんが好きで、まだ読んでいなかったものの中で、短くさらっと読めそうだなと思い...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年12月01日

    『僕の枕は涙でぬれている。』

    『妻の枕は血でぬれている。』

    『死のうと思った。
    理由はなかった。
    死にたいという気持ちが、生きたいという気持ちに買っただけのことだ。』

    『人を愛しながら、同時にその人の死をねがうのは、ややこしい感情ではないはずだ。一度でも真剣に人を愛した経験があれば、すんなり理...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年07月07日

    一気に読めた。展開も予想外で、時々視点が変わるのが新鮮だった。他人事ではない世界の話。今の現代社会にむけた教訓のような内容でもあった。最後はもう少し話に続きがあればいいのに。その分、それぞれの登場人物のその後に、想像力が掻き立てられる。

    0

    Posted by ブクログ 2014年04月17日

    物凄く、突き放すなぁという読後感。
    上の世代から残された遺物を、政府のせい上の世代のせいと言ってガス抜きして終わらせるな、生きることを忘れるなと言われたようだった。残された遺物は放射能という形で表現しているが、自分には国の借金や不安な将来っていう風に受け止めた。
    175〜176ページあたりがこの小説...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月27日

    は〜〜感想書きたくないよ〜〜と思いながらアプリゲーをしていたが忘れるのはもっと嫌なので書きます。いやあ…佐藤友哉…好きだなあ……悔しいことに……

    「そうだねえ、それは許せないことだねえ!世界の敵とはここにいたんだね。君はそれに気がついたんだ!だからどうする?この敵と戦う?そうなんだ。素敵なことだね...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年03月08日

    けっこう突飛なSFものでした。
    途中までかなりわくわくしながらめくったけど、真相がけっこう説明不足というかなんというか。もっと内面の描写とかいろんな重みとかほしかったなぁ。
    電卓さんには一体何があってあんな見違えちゃったんだろう。

    ジェノサイド、結局何がどうなってるか全然わかんなかった。最後のバッ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月30日

    小さな町で進行する連続主婦首切り殺人事件。犯人を追う夫たちの前に地球規模の恐怖が立ちはだかる。ジェノサイド/文明更新とは何か、そして「ほんとう」の真犯人は…。

    近未来ジュンブンガク?震災後文学?なんと言っていいかわからない不思議な作品。もともと佐藤友哉の作風は掴みどころがないけれど、本作もまさにそ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年03月20日

    「人間がどれだけ忘れやすい生き物なのか」
    未曾有の『大災厄』さえ、いつかはわすれられ、原子力がふたたび使用される。
    人類が人類である以上、そうなるのが自然だった。

    この一節がこの小説の出発点。
    読み終わるとわかる「ワスレルナ」という言葉の意味。

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