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画期的な発想や発明は、枠の外(アウトサイド・ボックス)で考えて初めてものにできる、というのがこれまでのビジネス本や自己啓発本の定説でした。ところがコロンビア大学ビジネススクールのゴールデンバーグ教授と、P&Gなどのメーカーでイノベーションを指導してきたボイド氏が、実際に歴史上のイノベーションを400例以上研究したところ、それはまったくの逆だ、ということが判明したのです。
大きなブレイクスルーは、実は「制約の中」(インサイド・ボックス)で考え抜くことで生まれる――この意外な事実を豊富な実例をもとに立証していきます。たとえばアウトサイド・ボックスの代表例としてよく出される走り高跳びの「背面跳び」。従来の飛び方「ベリーロール」の発想を逆転させたといわれてきましたが、実は、これを発明した選手は、はさみ跳びを変化させて背面跳びに行き着いたことを著者二人はつきとめます。他にも、洗剤から汚れを落とす成分を取り去ってみる、携帯電話から電話をかける機能を外してみる、メールの字数を140文字に制限する、など画期的なイノベーションを生んだ「インサイドボックス」の思考法を紹介していきます。脳髄をしぼりながら、徹底的に考える――あなたの仕事にもキキます。
Posted by ブクログ 2014年11月04日
【学び】
制約を除外するのではなくむしろ制約のの中にこそイノベーションの余地があること。また一定の雛型で考えることとその訓練をすることで誰にでもイノベーションを起こせる可能性があること。引き算、分割、かけ算、一石二鳥、関数、矛盾と連結要素。
【所感】
個人的には今年最高に面白く画期的な書籍だった。す...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月30日
天才や才気あふれる人による「発想」でイノベーションや独創的な発明は成し遂げられると一般的に捉えられている常識を「インサイドボックス」(=箱の中)つまりは制約の中に入れる事によって誰でもイノベーションが可能になるという主張や方法をさまざまな事例とともに紹介していく。読んでみて思ったのは確かに著者の言う...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月04日
・人が創造的にものを考えるプロセスの2つのパターン――?問題から出発して、それをどうやって解決すればいいかを探る方法?解決策から出発して、それによってどういいう問題を解決できるかを考える方法――人は?の方法が得意
・インサイドボックス思考法――?引き算?分割?掛け算?一石二鳥?関数
・創造性の本質は...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月06日
枠の中で考えればイノベーションが素早く生まれる。
■5つの雛型
・引き算:機能をなくし、何かで代替
→DVDプレイヤーの液晶
・分割:機能やプロセスを分割、並べ替え
→シャンプーとトリートメント、USBメモリ
・掛け算:機能をコピーして複製
→両面テープ、髭剃りの刃
・一石二鳥:
外...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月21日
インサイドボックス(ある制約条件の中・枠の中)で考えることでイノベーションがすばやく生まれるというもの。
引き算・分割・掛け算・一石二鳥・関数の5つのひな形をつかってまず形式を生み出してから、その「機能」を考える。
ただ、革新的なイノベーションを生み出すものではない。
成功率を確保しながら、イノベー...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月22日
★4(付箋17枚/P352→割合4.83%)文字数加算+1
創造的な発想は完全な外からではなくて、その環境の中だけで工夫することで生まれる。
走り高跳びの背面跳びは、まったく新しい発想ではなくて古い型のはさみ跳びをやめられなかった選手がその方法を更に磨いて見つけたものだった。
ナインドットパズル(...続きを読む
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