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二言目には「財政再建」を唱える財務官僚が不況を大歓迎し、一歩裏に回ると赤字ばらまきのために奔走する理由、経産省の役人が構造改革を隠れ蓑にして天下り先を作り出す手口、大手マスコミの「できる記者」こそが役所の「ポチ」になる構造などなど、新聞やテレビでは絶対にわからない、教科書には絶対に書かれない「この国の本当の実態」が浮かび上がる。
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Posted by ブクログ
行政マンは勘違いしてはいけない。三権分立で国権の最高機関は国会。選挙で選ばれた国会議員による多数決の決定こそが民主主義。行政マンはそれに従う義務がある。行政マンのための政治・行政ではないはず。それぞれが問題意識をもって審美眼を養い、行動を起こせば、きっと何かがかわるはず。自分にも何かできることはある...続きを読むかもしれない。。勇気を奮い立たせてくれる本でした。
こんな骨っぽい記者、論説委員もまだ、日本にいるのだと安心した。 サブタイトルにある政治家・官僚・メディア――本当の権力者は誰か。について、現今の日本の政治分野での各プレイヤーの行動を実際体験したことに基づき書き下ろされている。 とっても解り易かった。 著者は慶応大学経済学部出身ということもあり...続きを読む、囚人のジレンマを持ち出し、官僚に翻弄されない記者活動のあり方を提案したあたりは、愉快だった(笑)。
官僚のしたたかさ、怖さ、傲慢さ。 マスコミの愚行。 真面目にやればやるほど肥えるのはこいつら。 なんか、やになって来るなあ。
何だか日本という国の将来が心配になってしまう本です。政治家や官僚はよい大学をでて、頭がいい人たちだと思われますが、日々の政治活動をみていると小学校の学級会みたい。そもそも、政治家が官僚に太刀打ち出きるほどの能力もないし、今の政治家は小粒になった感じ。正直官僚を使えないでしょう。官僚のあり方を変えるに...続きを読むしても、等の官僚が政策を牛耳っているのだから変えようがない。 メディアはメディアで偏向報道。TVなんか見ていると、都合のよい部分だけを報道しているし。新聞も結局官僚のいいなり。と、言うことを再認識した本です。
昨今のメディア不信について整理ができた。 官僚→政治家 官僚→メディア という情報の流れに関して、官僚が中心にいることは自明。特に国民にリーチするメディアの役割は大きく、メディアは官僚からそっぽを向かれないように記者クラブや個人的なつながりで取り入る。官僚は組織が国民を導きたい情報をリークさせる。 ...続きを読む嗚呼、国民はメディアの流す情報を無条件に信じる。(ここは思考停止が入るのだけど、それは教育の問題が大きい) メディアで書かれている「政府高官筋からの情報」については疑ってかからなくてはいけないな。 この作者は朝ナマでよく見る人だったね。知らなかったー
官僚と政治家、それに記者クラブというシステムで、官僚からの情報を垂れ流しにするマスコミ、その癒着関係を書いた書。 筆者が新聞記者であり、政権にも一時いたために信憑性はあると思うが、 出版時ははじめてのことかもしれないが、最近では自明のこととなっているために★3つとした。 ページの割には文字数が少...続きを読むなくて、読みやすかったのですが(笑)
日本の政治システムに関して多くの著作があるが、2011年現在、最も本質を捉え、分かりやすく書かれている。 民主党に政権交代したものの、ほとんど現状が変わらない原因は官報複合体に原因がある。
マスコミ(取材者)の囚人のジレンマ。◆霞が関の考え方、メディア・政治家の利用法。◆よく言われていることの実例。
中川昭一氏の酩酊会見、高橋洋一の窃盗事件、小沢一郎の政治献金問題は財務省の策略。新聞社は霞ヶ関の補完勢力。官僚は入省したときから天下りを考えている訳ではない。 霞ヶ関をどうするのかが真の争点であった。霞ヶ関とはよくいったもので霞がかかったようで姿はよく見えないが実は官僚こそが真の主役。 財政再建を増...続きを読む税で行うか、歳出削減で行うか。 福田は日本は政治が弱いので官僚が強くなくてはいけないと言った。使える貴社は優秀な官僚に取ってみれば都合の良い拡声器として利用される。与謝野は政策通と言われていたが財務省、経済官庁から黙っていても最新の情報をもらえるからそれをそのまましゃべっているだけ。それを多くの新聞は政策通として取り上げてきた。 主計局や課長クラスなら内部資料があるので問いと答えが決まっている。
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日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か
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長谷川幸洋
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