ひやかし

ひやかし

550円 (税込)

2pt

3.7

吉原に身を売られた武士の娘おなつ。我が身の不幸を嘆くばかりで、お茶を挽(ひ)く毎日だったが、あるとき、自分を見つめる浪人がいることに気付く。毎日ただ立ち続けるだけの男のことが気になり、おなつは当てつけるかのように客をとって、売れっ妓へと変わっていく。浪人の真の目当ては!?(「素見(ひやかし)」)もの哀しくも艶(あで)やかに生きる遊女(おんな)たちの矜持(きょうじ)を活き活きと描く全五作。

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ひやかし のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     吉原に売られた女たちの話と、言っても まだ16・17才の女の子たち 恋をしたり だまされたりだましたりだけじゃない! 
     親の都合で吉原にいるのに…
    親の借金を背負って吉原にいるのに お金を借りにきたりする(怒)
    「素見」は泣けました。
    『自分だけ宿命から逃れるわけにもいかぬ』って、
    え~~~ん(

    0
    2017年05月27日

    Posted by ブクログ

    吉原の遊女たちの短編集

    素見(ひやかし)
    色男(いろおとこ)
    泣声(なきごえ)
    真贋(しんがん)
    夜明(よあけ)

    0
    2017年06月25日

    Posted by ブクログ

    適度にリアルで適度に夢のある吉原もの。
    江戸中期〜幕末にかけてゆっくりと動いていく色街の風情ある短編集。
    解説にあるとおり、2話目の朝霧の啖呵が本当に格好いい。

    0
    2019年05月27日

    Posted by ブクログ

    吉原を舞台とした短編集
    人情噺といわけでもないけど、どれもよい話だった
    中でも、朝霧花魁が若侍に切る啖呵とか、結局最後まで情夫を待つと決めた女郎の話とか

    0
    2016年12月25日

    Posted by ブクログ

    吉原に身を置く女性たちを描いた短編集。

    女が強い、ということではなくて、“強くならざるを得ない”のですよね・・・。

    0
    2016年02月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文章が好き…!!短編がいくつも入っていて、中でもタイトルになった「ひやかし」が良かった。最後の一文にやられた。あれこそが遊女なんだろうなあ

    0
    2016年07月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2018/9/21
    芸者の次は遊女。
    朝霧と伸太郎がどうか一緒になれますように。
    おみねはどうなったんだろう?
    最後帰って来たようでよかった。
    ちょっと怖くて先に結果を見てから読んだ。
    この部門苦手でぶちぶちとした感想しかでてこない。

    0
    2018年09月23日

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