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主人公・辰木桂(たつきかつら)が暮らす神戸の街を、彼女の家族や大学の友人との人間関係を通して描いた“神戸体験紹介記”漫画。第64話【私が泣いた日。】ほか第57話から第65話までを収録。読めばきっと神戸に住みたくなるはず!?
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Posted by ブクログ
一般的な「物語」、って、日常的な鑑賞者の体温を一時的に上昇させるもの・・・というか、ほんの短い間でも、その人を熱にうかすような、そういうものだと思っている。で、この「神戸在住」という漫画は、たとえるなら「ずっと平熱」とも言うべき作品で、僕らが普段日常生活を過ごしている間の「平熱」が、ずっとそのまま作...続きを読む中でも流れているという意味で、すごくて、だからこそ僕らが普段の生活の中で、突然起こりうる「平熱」の変化が、より生生しく作中でも見事に再現されている。「震災篇」も傑作だったけれど、7巻で描かれる、かつらちゃん(かわいい!!)の「平熱の変化」は、それこそ彼女の世界のすべてを激変させてしまう、猛烈なもので、同時にそれを癒すことは、ドラマチックなことでもなくて、ただ時間と仲間と自分自身がすこしづつ解決させていくしかないことも説得力をもって示されていて・・・。うあー、書いてて分からなくなってしまったけれど、とにかく、どんな人にも人生の「かけがえの無い出会いと別れ」が一度はあるのだとしたら、僕らはこれを読んで、まさにそれを追体験できる。映画でも、アニメでも、(ある意味)漫画でもなしえない、ものすごい境地へと踏み込まれた、傑作。傑作の上にある傑作。圧倒的にお薦めします。今年ナンバーワンの漫画かも・・・。
【メモ】日和さんとの日々・洋子ちゃんの旅立ち・この巻は必読かな?(この巻だけ読むとよく分からないと思うけど)
日向3話の載った非常に素晴らしい一冊。 この話を描くために、今までの6巻分のためがあったんじゃないかと思うくらい。 だから読むなら他の巻を読んでからの方がいいと思います。 お別れの話が多いです。
叙情的に主人公の視点から日常を描く、ただそれだけの漫画。でも彼女ほどの感性があればそれも少し素敵に見えてくる、そんな疑似体験ができます。 基本的には、ベタも定規さえも使わずに描かれるタッチは異色で斬新です。 全巻永久保持。
コミックの単行本を買わなくなってかなり久しいが、私が唯一と言っていいほど今だ継続して買っている作品が、この『神戸在住』。 今回は、主人公・桂が密かに想いを寄せている日和さんの「死」がひとつの大きなテーマ。 連載時に読んでいたはずなのに、単行本でも読み終わって心にジ〜ンときてしまった。 そーだ、時...続きを読む間があったらまた神戸に行ってみよう。
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