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のほほんと成長してきたお嬢さんを奈落の底に突き落とした「ブス」の一言。上京し、ブスを克服した後も、地震かと思うほどの勢いで貧乏揺すりをする上司、知らぬ間に胸毛を生やす弟、整形手術を勧める母などなど、妙な人々の勝手気ままな言動に翻弄される毎日。変で愛しい人たちに囲まれ、涙と笑いの仁義なきお嬢さんのタタカイは今日も続く!
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Posted by ブクログ
久しぶりに 読み返してみて やっぱり 爆笑。 いままで読んだ エッセイの中で 一番 笑った本かも。 好きすぎて 2冊持っています。 もう 20年近く前の作品に なるのですねー。 著者の今村三菜さんは 詩人でフランス文学者だった 平野威馬雄氏を祖父に持ち 和田誠・平野レミご夫妻が 伯父伯母...続きを読むという "お嬢さん"なのですが 切れ味鋭い 人間観察 小気味のいい 自虐ネタ "お嬢様"とは 読者に気づかせない勢いで 繰り出される あまりにも あまりにも 赤裸々な表現の数々。 そしてー 溢れんばかりの家族愛。 それらが 絶妙に ミックスされた 面白素敵なエッセイです。 天使のように可愛らしいけど 仕事は苦手な妹さんが 嫌々 銀行に 勤めることになった結果 やらかしてしまった大失敗。 解剖が苦手な 医学生の弟さん。 頭を洗いたがらない 歯科医のお父様と 三菜さんの攻防。 天衣無縫なお母様の 入院騒動などなど クスクスどころか 我慢できず つい ぶはっつ! はっはっはーー!! と 吹き出してしまう 危険な本であり 最終章『祖父の棺桶』では ホロリと涙を流しながらも 爆笑してしまうー という 不思議な魅力に 満ちた本でもあります。
著者の母上が平野レミさんの妹という興味から読みました。そもそも解説が黒柳徹子というあたりで尋常じゃない感たっぷり(笑)かなり前に書かれたものですが、古さを感じさせないのがおもしろい。人間は環境に(も)大きく左右されるのだろうなぁ、と感じます。
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今村三菜
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