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誰にでも、忘れられぬ人がいる。思い出し、心乱れることがある――。十数年ぶりで、昔の女に出会った岡っ引の辰吉。「亭主と別れたい。でなけりゃ死んでしまいたい」。すがる女に、つい手を貸したのが運のツキ。“再会”の甘い感傷は一転、とんだ事件に巻き込まれ……。女の亭主と岡っ引に追われる辰吉の窮地を救うは、むろん我らが慶次郎。円熟の筆致が冴える人気シリーズ第二弾!
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Posted by ブクログ 2021年07月15日
女一人で生きていくのは、今でもなかなか大変だけど、この時代にそうするのは、想像がつかないほど大変だったでしょう。選択肢も二つ三つで、そのどれかに自分を当てはめて生きていかなきゃならなかった。今、選択肢が増えて、自由度は上がっているけれど、さて、みんな自由にのびのび暮らしているかというとそうでもないよ...続きを読むうに思う。 私は女で生まれて不満なく過ごしているので、それ以外の人の気持ちはなかなか分からないけれど、大変なのは女だけでもないでしょう。 江戸時代と比べて、私たちの生き方は楽になっているでしょうか。いろんな登場人物の心情に身につまされるのは、似たような経験があるからではないかしら。自分の心に勝手に枷をはめているのかもしれない。あー、もっとしがらみにとらわれずに生きたい…
Posted by ブクログ 2010年04月11日
時代小説というのは… 現代ものと違って、ココロが疲れないのがいい。 不倫とか殺人とか貧乏とか、えぐいネタ多いのに。 読書後、疲れないのはありがたい。
Posted by ブクログ 2012年04月20日
最近のヒットはこの慶次郎シリーズ。殺人も起きないし、犯罪らしい犯罪もない。ただただ色々な人が町で暮らしていて、ちょっとした出来事があって、やっぱりすんなり解決しなくって.....という、ありふれたような話ばかりで返って好感が持てる。
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