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Posted by ブクログ 2023年03月17日
著者デビュー作。そして、作者が紡ぐ、“実話怪談”の始まりとなる作品。
『百物語という名の物語』という作品が日本ホラー小説大賞に応募されていると友人から聞かされた「私」こと“三津田信三”は、そのころ偶然見つけた館を舞台とした怪奇小説を書き始める。
語り手の“現実”の視点と、作中作の“虚構”の語りが入り...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月14日
三津田氏の作品は何冊か読んでいたけれど、そのなかでもわりと緩めのものを読んでいたのかもなと思った。
あまり読んでいてゾッとするという感覚はなかなか(のぞきめでさえ)なかったのだけど、今回はかなり気味が悪くゾッとしつつも楽しめました。
やっぱり本当にあったような現実と非現実の境のぼかし方がとても上手...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月17日
・燠火(おきび)火勢が盛んで赤く熱した炭火。おこし火。薪が燃えたあとの赤くなったもの。おき。
・澱(おり)液体の中に沈んで底にたまった滓。
・嚆矢(こうし)「荘子在宥」より。昔、中国で合戦の初めに、かぶら矢を敵陣に向けて射かけたことから、物事のはじめ。最初。
・斟酌(しんしゃく)相手の事情・心情など...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月02日
初三津田信三。ホラーとミステリの融合。現実と架空の話が交互に展開されていきますが、いつしかその境界があいまいになって……。読者自身もこの物語の世界に足を掴まれて引きずり込まれるような恐怖があります。安っぽい脅かしではなくて、時間をかけてじょじょに恐怖に満たされてゆく、そんな手の込んだ作品でした。すっ...続きを読む
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