忌館 ホラー作家の棲む家

忌館 ホラー作家の棲む家

869円 (税込)

4pt

本格ミステリーとホラー融合の愉悦 “作家三部作”第一作。後日譚「西日」収録。主人公は“三津田信三”! 奇妙な原稿が、ある新人賞に投稿された。“私”は友人から応募者の名が「三津田信三」だと知らされるが、身に覚えがない。そのころ偶然に探しあてた洋館を舞台に、“私”は怪奇小説を書きはじめるのだが……。本格ミステリーとホラーが見事に融合する三津田信三ワールドの記念すべき最初の作品が遂に登場。

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忌館 ホラー作家の棲む家 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月17日

    著者デビュー作。そして、作者が紡ぐ、“実話怪談”の始まりとなる作品。
    『百物語という名の物語』という作品が日本ホラー小説大賞に応募されていると友人から聞かされた「私」こと“三津田信三”は、そのころ偶然見つけた館を舞台とした怪奇小説を書き始める。
    語り手の“現実”の視点と、作中作の“虚構”の語りが入り...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年11月14日

    三津田氏の作品は何冊か読んでいたけれど、そのなかでもわりと緩めのものを読んでいたのかもなと思った。
    あまり読んでいてゾッとするという感覚はなかなか(のぞきめでさえ)なかったのだけど、今回はかなり気味が悪くゾッとしつつも楽しめました。

    やっぱり本当にあったような現実と非現実の境のぼかし方がとても上手...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年01月16日

    ノベルス持ってるのに、表紙につられて買ってしまった。でもやっぱり面白い。結末はわかってるのに何回も読めるのは物語としてよくできているからですね。

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    Posted by ブクログ 2021年03月27日

    三津田さんのデビュー作品。冒頭から本人が登場し、まるでドキュメンタリーを読んでいるかのような文体に、どこからが現実でどこまでが虚構なのか。また作中作のなかで更に回想が行われたりなど、夢の中を歩いているかのような浮遊感が憑いて離れない作品でした。デビュー作でこんな構成をとるなんて流石だと思いました。

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    Posted by ブクログ 2019年08月15日

    本格は得意じゃないので、そういう感じの文体になじめずに少し苦労したけど、3分の1ぐらい読んだところでようやく慣れてきた。作中作と混ざっていく辺りはなかなかよかった。でも、本筋とあまり関係なさそうな蘊蓄が多く、ストーリーになかなか集中できない点が残念。

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    Posted by ブクログ 2019年04月17日

    ・燠火(おきび)火勢が盛んで赤く熱した炭火。おこし火。薪が燃えたあとの赤くなったもの。おき。
    ・澱(おり)液体の中に沈んで底にたまった滓。
    ・嚆矢(こうし)「荘子在宥」より。昔、中国で合戦の初めに、かぶら矢を敵陣に向けて射かけたことから、物事のはじめ。最初。
    ・斟酌(しんしゃく)相手の事情・心情など...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月13日

    新書は既読。忌館として文庫本となったものを再読。あいかわらず、禍々しくてよい。国分寺はけっこう知った土地なので、本当に洋館があるんじゃないかと思ったことがある。この虚実が曖昧になる感覚は三津田氏の本でしか味わったことがない。

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    Posted by ブクログ 2013年09月02日

    初三津田信三。ホラーとミステリの融合。現実と架空の話が交互に展開されていきますが、いつしかその境界があいまいになって……。読者自身もこの物語の世界に足を掴まれて引きずり込まれるような恐怖があります。安っぽい脅かしではなくて、時間をかけてじょじょに恐怖に満たされてゆく、そんな手の込んだ作品でした。すっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年07月18日

    誰かが自分の名を騙って小説を書いていると聞かせれた私は気にしつつも、自分の小説執筆のために不思議な洋館に住む。
    小説中の私が書く作品と現実とが曖昧で今どちら側にいるのだろうとふと思うような作品でした。

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    Posted by ブクログ 2024年03月05日

    忌館 ホラー作家の棲む家
    講談社「ホラー作家の棲む家」 2001年8月

    西日 『忌館』その後
    幻想文学 63号 2002年3月

    解説 笹川吉晴

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