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Posted by ブクログ 2010年09月13日
842夜
非常に面白い。
ドゥルーズが『千のプラトー』で器官なき身体に関する書物だと言っていた。
本来的に不自由な人間が自由を獲得するためには外的な刺激による身体の変化に伴って生じる受動的な感情を克服する必要がある。そのことによって人間は感情に支配される度合いを少なくし、理性により神を認識する...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月11日
ユダヤ教を破門された流浪の哲学者スピノザによる、幾何学的秩序に従って論証された倫理学。上巻は第一部「神について」、第二部「精神の本性および起源について」、第三部「感情の起源および本性について」までを収める。
『神に酔える哲学者』スピノザの主著にして、哲学書と奇書の間を行き来できる歴史的にも非常...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月18日
「幾何学的秩序により論証された」という副題が示すように、この『エチカ』はユークリッド幾何学に範をとり、演繹的方法による倫理学の体系化を試みた労作だ。デカルトは、実体を「存在するために他物を必要としないもの」であるとして、思惟実体と延長実体の二つを考えたが、周知のようにこれが心身二元論というアポリアを...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
オランダの哲学者、神学者スピノザ(1632-1677)の著。1677年刊。この世の事物事象はすべて唯一絶対の存在必然的な神に全く依存している、換言すれば、すべては神の表れ(神即自然)であるという全く一元論的な汎神論と、それに伴う人間の神への完全依存による自由意志の否定という決定論が展開されるスピノザ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月10日
エチカは、一言で言えば、人間の自由について述べている本だ。どうすれば、人が自由になれるのか?を難しい言葉を使いながら説明している。
スピノザの言う自由とは、自分自身の必然性である本性に従って生きることであるという。
自由という言葉には、必然性という縛りの言葉を似つかないような感じもするが、この矛...続きを読む
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