長春五馬路

長春五馬路

1,353円 (税込)

6pt

2.3

ひたすら、淡々と、生きる、長春で。敗戦後、木川正介は、毎日五馬路に出掛ける。知り合いの朝鮮人の配下となり、大道ボロ屋を開業して生きのびている。飄々として掴みどころなく生きながら、強靭な怒りにささえられた庶民の反骨の心情は揺るがない。深い悲しみも恨みもすべて日常の底に沈めて、さりげなく悠然と生きる。想像を絶する圧倒的現実を形象化した木山文学の真骨頂。著者最後の傑作中篇小説。

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長春五馬路 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    木山捷平の小説は色んな意味でしょうもない。
    それは日常生活をリアルに感じさせるからだと思う。
    日常生活は基本的にはしょうもない。
    充実した日常生活を送っている人間はおそらく小説などまあ読まなくてもいいのだ。
    だからしょうもない日常を過ごす自分にとってはしょうもない小説を読むことで平衡感覚を養

    0
    2012年10月06日

    Posted by ブクログ

    長春で敗戦を迎えた木川正介は、毎日五馬路に出掛ける。知り合いの朝鮮人の配下となり、大道ボロ屋を開業して生きのびている。飄々として掴みどころなく生きながら、強靱な怒りに支えられた庶民の反骨の心情は揺るがない。深い悲しみも恨みもすべて日常の底に沈めて、さりげなく悠然と生きる。想像を絶する圧倒的現実を形象

    0
    2009年10月04日

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