木山捷平の作品一覧

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作品一覧

2022/09/08更新

ユーザーレビュー

  • 木山捷平全詩集
    よい。季節と土着の作家という感じかな。土臭さとユーモア、底抜けの明るさや屈託のなさが感じ得られる。環境や生物に自分を映すことの卓越性。

    ◎以下引用


    朝っぱらから
    山畑へ行って畑を打つと
    みみずが出て来て
    ぴんぴん
    ぴんぴん
    土の中からとんで出て
    どいつも
    こいつも
    ぴんぴん ぴんぴん。
    おらら...続きを読む
  • 井伏鱒二 弥次郎兵衛 ななかまど

    文章の名人

    短編小説とも随筆とも読める作品が収録されているが、文章の見本お手本集とも読める。井伏鱒二と太宰治という山脈に隠れてわかりにくいが、木山独自の名峰、山岳を見事に築きあげたのだと改めて感心させられた。文章の呼吸法には、山口瞳のようなユーモアと毒が混じっているようで、品が良く、昭和文士の香りが懐かしい。個...続きを読む
  • 井伏鱒二 弥次郎兵衛 ななかまど
    ゆっくりのんびりマイペースに読める一冊。ザ★木山捷平。
    日常を流れていく様なゆるりとした文体で丁寧に描く。人情描写も諄さの無い、染み入る様な優しさに癒されますね。

    「鼠ヶ関」「赤い提灯」「弁当」あたりがお気に入りです。
    最後の2編はタイトル通り。太宰と井伏鱒二について綴って云います。
    井伏鱒二の弟...続きを読む
  • 鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選
    タイトルからして、なんて風流で涼やかな、と思いつつ手にしたものの、風鈴が鳴る理由に意表を突かれました(笑)この外し方が木山捷平節なのではないでしょうか。そんな感じの、タイトルどおりユーモラスな短編を集めた一冊でした。
    「耳かき抄」「逢引き」「下駄の腰掛け」あたりは電車で読みながらニヤついてしまいます...続きを読む
  • 木山捷平全詩集
    大正から昭和のはじめの詩を読みながら、自分が生まれるづっと前の生活や景色、人のかかわりが、とても懐かしく心を落ち着かせてくれました。

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