私の遠藤くん

吉村達也

遠藤由美香は10歳年下の若い夫・彰男を「私の遠藤くん」と呼んで溺愛していた。だが、彰男の行動に対する猜疑心は強烈で、郵便物や携帯の無断検閲は当たり前。彰男あてのクラス会の案内には、勝手に欠席の返事を出す始末。妻の異常な干渉を愛情の裏返しと容認していた彰男も猛反発。中学校の同級生との集まりに強引に出席するが、夫の浮気妄想に取りつかれた由美香は、その会場に乗り込んできた! ホラーサスペンス。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ミステリー
• 出版社: 集英社
• 掲載誌・レーベル: 集英社文庫
• ページ数: 256ページ
• 電子版発売日: 2014年04月18日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

年下の旦那さんを持った女性の異常な位の旦那さんへの愛情、テニス仲間の年代の異なる女性達とのやりとり・・推理小説でもないのにありがちな仲よしｇｐの嫉妬にのめり込んでしまった。
既婚女性ならきっと皆のめり込むと思う作品。

（途中、愛知県岡崎市がチョット出てくるのも良かった）

[ブクログ · ★★★★☆]

久しぶりに吉村達也先生。

…もう。なぜいつもこんなに激しいのだろう。
誰でも持っている感覚を
ちょっぴり、ほんのちょっぴりだけ
助長したにすぎないのに。

遠藤くんも、
ステキだけど、
フツーではない。よね？

[ブクログ · ★★★★☆]

奥さんの異常に疑り深いのには、それなりに理由があるが、異常な行動に巻き込まれる夫は悲惨。そのうえ、謎のメールの差出人にびっくり仰天！そうゆう星のもとにうまれちゃったのね、遠藤くんは。奥さん・遠藤君・奥さんのお友達の3本柱で大どんでんがえしがあっておもしろかったよ

[ブクログ · ★★★☆☆]

頂き本。
人間関係が怖かった。
10歳年下の彼氏を「私の遠藤くん」とペットのように、それこそ病的に溺愛し束縛する彼女"由美香"を持つ男の話。
彼女の過去に色々あったのはわかるけど、この病的さは耐えられないわと思いました。

前半はそんな彼女に圧倒されてたけど、後半に明らかになる遠藤くんの恩師の異常な性癖や、由美香のテニス仲間の言動と現実のギャップなど。
まあ、現実ってそういうものだよね、と思わなくもなかったですが。

結局登場はしなかったですが、昔の同級生である"杏子"が素直でまともな人だといいな。。

[ブクログ · ★★★☆☆]

サスペンスホラー
最近は推理小説じゃなくて、コノ手のサスペンスを
書いていたのか！

もとテレビマンらしい、異常キャラが際立つので
あっているかも～
この奥さん・・・全員怖い
なんで、現在の状況で嘘ばかりつくのでしょうか

[ブクログ · ★★★☆☆]

■あらすじ■由美香は年下の旦那を『私の遠藤くん』と呼んで激愛。だが嫉妬心が強く郵便物携帯をみるのは当たり前。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆★由美香の嫉妬が怖い。笑

[ブクログ · ★★★☆☆]

年下の夫を「遠藤くん」と呼び、溺愛している妻のお話です。
タイトルみて「遠藤くん…」と思って買いました笑。

こういう愛し方は間違ってはいないと思います。怖いけど。