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内田樹と釈徹宗が、日本人が失っている霊性を再生賦活すべく、日本各地の「聖地」を旅する新シリーズ。第1巻は大阪、京都、奈良。
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Posted by ブクログ
年末恒例の関西旅行で上町台地を歩き、その前は山辺の道で大神神社とタイムリーであった。 となると次回は京都ですね。 続巻、心待ちしています。
おもしろい! 機会があれば、ぜひ巡礼部にお伴したいと思いました! それにしても、釈先生の博識ぶりには脱帽です。
釈徹宗さんの解説を交えながらの大阪、京都、奈良の聖地を巡る旅。イスラエルが3つの宗教の聖地であるように、古来から「聖なる場所」というのは人類が共通して感じられる「何か大きな力」を感じられる場所なのだろう。現代人はその力を感じ取る能力が衰えてきているのではないか。自分の足で歩いたり、自然の空気や土や草...続きを読む木にふれたりする機会を失いがちな都会人はなおさらだ。そうして我々はいつしか「聖地」の存在を忘れ、気付かぬようになり、蔑ろにしてしまう。今回の旅では大阪はその傾向が激しく、京都は観光化しながらもさすがによく保っており、奈良(東大寺周辺でなく南部大和地方)は未だ開発されずに素朴で野性的なまま残っているという。もっとも心惹かれるのは奈良。行ってみたい。その霊性を感じてみたい。
大阪、京都、奈良のパワースポットを歩きながらの薀蓄あふれる対談。清水寺の舞台が、あそこから死体を投げ捨てるためのものだったという説にはびっくり。京都の昔の三大墓地というか、死体が投げ捨てられていた場所というのもゾーッとする。初めて聞くような話が満載。
おもしろかった。 大阪の上町台地、天満宮から四天王寺まで 京都での連台野と鳥辺野、船岡山から大谷本廟まで 奈良飛鳥、橘寺から三輪山まで 内田氏の評論もいいが、釈徹宗氏の講和・法話も非常にいい 京都の船岡山・鳥辺野あたり。三輪山はいちど行ってみたい と思います。
大坂 上町台地を特段意識したことは無かったけれど、一度歩いて確認してみたい。『村上海賊の娘』の世界を思い起こしながら読んだ。 京都は船岡山のパワースポット、六道珍皇寺、鳥辺野、清水寺。珍皇寺近くに住んだことがあるけれど、確かにあの世的な雰囲気があったように思う。 奈良の大神神社も未体験だけれど、ぜひ...続きを読むお参りしたい。 内田さん、釈さんのかけあいが、適度に霊的、宗教的で入ってきやすい。能にももっと触れてみたい。
面白かった!この本に沿って実際その場に行きたくなります。でも私は何かを感じ取れるかなぁ。地理好き歴史好きさんにおすすめ!
「霊性」などという単語に拒絶反応がある人には勧めない。 内田樹と釈徹宗が、今の傷ついた日本人には日本的霊性を賦活させることが必要で、そのための手段として聖地巡礼を実際にやってみた、体験的ルポ。第一陣として3階に渡り、大阪、京都、奈良を巡ったもの。 内田曰く「大阪は世俗の力によって本来の霊的エネルギー...続きを読むが枯渇している。だから、さらに世俗的な都市計画を立てて、箱物つくったり、カジノを建てようとしたら、霊的な力はますます衰えていく。それに比べて京都は、霊的なポテンシャルを近代化した都市の中でも高めに維持することに成功しています。奈良は、さらに霊的なエネルギーが生き残っている。」都市化によって人間が本来持っているポテンシャルが低下していることに同感。
船岡山は昔いったことがある。四天王寺さんの西門の春分の日はいつも大変な人出。美輪さんは一度登拝したいと思ってまだだった。やる気になったなー。
地元が舞台だったのですごく興味深かった。京都の不浄なものが流れ着くので大々的なお祭りを行うんだな。奈良や京都も行ったことはあるけど、深くは知らなかった。清水寺から死体を投げ込んでいたかもしれないってすごいな。まさに清水の舞台から飛び降りるみたいな、あとがないって意味なんだね。
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