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葉崎(はざき)半島の先、30人ほどの人間と100匹以上の猫がのんきに暮らす通称・猫島。その海岸で、ナイフが突き刺さった猫のはく製が見つかる。さらに、マリンバイクで海を暴走する男が、崖から降ってきた男と衝突して死ぬという奇妙な事件が! 二つの出来事には繋(つな)がりが? 猫アレルギーの警部補、お気楽な派出所警官、ポリス猫DCらがくんずほぐれつ辿り着いた真相とは?
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Posted by ブクログ
日本のコージーミステリーの名手 全篇に流れる空気は、『古書店アゼリアの死体』や『ヴィラ・マグノリアの殺人』と同じ ノスタルジックで、カラッとしていて、ちょっとシニカル 上質なひまつぶしとして、海外ものは結構あるけど、和ものは貴重
暑い。猫も杓子も炎暑に焼かれ熱いブリキの上の猫状態。で、ふと気がついた。 かつて私は年間10冊は若竹七海を読もう、と誓いを立てた。ファンを任ずるには、そのペースではないとダメだと思ったからである。ところが、気がつけば2年間ご無沙汰。葉村晶シリーズはあと1冊残っているし、葉崎市シリーズは4冊しか読んで...続きを読むない(あと4冊)。せめてシリーズモンだけでも踏破しておかないと猫の恩返しもできない。 で、手に取った(電子書籍だけど)。葉崎市シリーズの私的に5冊目。舞台と若干人物が被るだけで、完全に独立しているミステリ。 うーむ、なく猫はネズミを捕らぬ。せめて7月27日から8月5日にかけてのお話なので、それまでにレビューしようと思ったのだけど、全く進まなかった。 湘南江の島のようなところが、猫天国の観光地になっているのだけど、そこで連続殺人事件が起きるという話。語り口こそは明るくやさしいけど、若竹七海さんなので、かなり複雑、かつダーク。私には猫に小判、理解が追いつかない。 猫が肥えれば鰹節が痩せる、上手の猫が爪を隠す。犯人もトリックも、わたしには見つけられない。誰が猫の首に鈴をつけて、解決に導くのか、さっぱりわからないまま、台風のクライマックスを迎えて大団円した。もちろん、1番最後のページには、とっくの昔に藪入りしたと思われていた大金の行方の謎解きを、ポリス猫DCくんがしてくれている。迷猫入りである。 ※猫格言は、本書の目次から採りました(^^;)。
人口約30人ほどに対して、約100匹の猫が住んでいるという猫島。 〈猫のため息〉という名前の入江で、ナイフで刺された猫のはく製が見つかる。 その後、マリンバイクで暴走する男と崖から降ってきた男との衝突事故が起こり、二つの事件のつながりはあるのか? 猫好き猫マニアが続々と訪れる通称猫島は、みやげ物も...続きを読む何もかも見渡す限り猫だらけで、店も観光スポットにも猫という名がついている。 最初は事件の真相を追うというより、猫島観光を楽しんでいるような気分で、巻頭にある〈猫島観光マップ〉を何度眺めたことか。 潮が引いて道ができれば、島に渡って行けるなんて、考えただけで楽しそう。 猫アレルギーの駒持警部補と、お気楽な七瀬巡査の大奮闘で、ようやく疑わしい人物が上がってきて、事件の全体像が明らかになってくる。 そして事件発生から一週間、台風が近づく頃に、物語はクライマックスに。 真夏のリゾート地で起こった出来事とは言え、すごく凝った内容だった。 殺人事件の話を読んでいるはずなのに、思わず笑みがこぼれてしまう楽しさ。 不可解な部分も残しながら、若竹作品まだまだ読んでみたいなと思ってしまった。
猫島に行きたいっっ!!!! 事件はさておいて、私は本書を読んでいるあいだ、猫島での暮らしについての妄想が止まらなかった。 人間より、猫の数が多いという猫島。 それぞれ何だか凝っていたり、そうでなかったりする名前がつけられている、種々とりどりな猫たち(島の猫なので飼い主は島の人たち)。 現実にも、例...続きを読むえば江ノ島には島猫がいたりするけれど(そしてたぶん猫島のモデルは江ノ島っぽいのだけれど)もっと暮らしやすそうなイメージが、猫島にはある。 絶海の孤島ではないけれど、まあ半島ではなくきっちりと(?)島であるこの猫島で、「騒動」は起こる……。 前置きもとい妄想が長くなってしまったけれど、葉先シリーズの第4弾である。 新しいキャラクターとして、島の人々以外では二村喜美子警部補や七瀬くんという派出所の巡査、そしてマスコット猫のDCなどが加わり、相変わらずの駒持警部とともににぎやかだ。 コージーミステリなので、トリックどーん!とかではないけれど、リアリティもありファンタジーもある、解説の柴田よしきさんが言う通り、「心休まるミステリ」だった。猫もいるし。 折しも初夏で、俄然海に行きたいな。
のんびりふわふわ楽しめました。人が死んでいるし、天変地異はあるし、それなのに、のんびりふわふわで良いのかな、と思いつつも、のんびりふわふわ楽しめました。 カバーに長編推理小説と書いてあります。その通りです。しかし、ちょっと長いかなあ?と思いました。目次は日付入りなので、それを見ても9日間の出来事です...続きを読む。ちょっと描写がのんびりしているかなあ、でも、それがこの本の良さなんだろうなあ、と思いました。 細かいエピソードをあちらこちらにちりばめながら、最終的な大団円にもっていって、鮮やかにおさめるのはさすがだなあ、と思います。 しかしながら、この本の中での最大の謎は解決されません。登場人物たちには解決したことなのでしょうが、読者にはまったく解決を見せません。まあ、そういう手法もありなのか、と思うことにします。 あちこちに張られた伏線の一つ一つを回収しつつも、何というのかな、「おさめるとこにはおさめたけど、詳細は語りません。プライベートなので」と話をされたように感じます。あの二人も怪しげな黒幕も。 全てはこのあとの猫島の復興と繁栄をお楽しみに!ということなのでしょうか。 あまり語られていないDCの活躍を、DCの来し方行く末を知りたく思いました。
ゆるくて、でも意外に読み応えあり!殺人事件、3億円強奪事件、麻薬売買などなど思いのほか読み応えあり、ユーモアのある登場人物と会話の展開もなかなかおもしろいです。ラストまでよいテンションのまま読めました。 猫好きじゃなくても十分たのしい(猫好きならもっとたのしい)一冊でした。
以前読んだ猫ポリスDCの事件簿と同じ ポリス猫DCが活躍するお話です。 出版されたのはこちらの方が先だったようですが、 知らずに逆で読んでしまいました。 特に困ることはなかったですが、 やはり順番に読んだほうが 島の開発具合が分かりやすいです。 このノリ、結構好きです。
葉崎市の海に浮かぶ人口30人ほど・100匹以上の猫達が暮らす通称・猫島。 舞台設定にまずにゃんこ好きは飛びつき……。 島で起きた殺人?事件を追う刑事が猫アレルギー?!の設定に奇妙なシンパシィーを感じ(注:おいらは埃あれるぎ~、グシグシしながら野良と戯れ) コージーミステリの妙にどっぷりと浸れる...続きを読む逸品でしたよ~。
「葉崎市シリーズ」の4冊目。再び光文社に戻る。 今度は、葉崎半島の先、30人ほどの人間と100匹以上の猫がのんきに暮らす通称・猫島での事件の顛末。 海岸でナイフが突き刺さった猫のはく製が見つかり、マリンバイクで海を暴走する男が崖から降ってきた男と衝突して二人とも死亡し、押っ取り刀で駆け付けた駒持...続きを読む警部補は猫アレルギーで、夏季限定派出所員はお気楽な警官で、そうこうしている内に、廃棄物置場から死体が見つかって…。 色々騒いだ割には、結末はどうでも良い感じで終わっちゃったけど、お馴染みの土地での、相変わらず憎めない登場人物の特異なキャラクターと、それらのくんずほぐれずは十分楽しめた。七瀬くん、よく頑張ったな。 で、修学旅行では何があったのか、とても気になる。
「葉崎市シリーズ」を読むのは4作目。殺人、3億円強奪、覚醒剤売買などを盛り込みながら、深刻にはならずクスクス笑いながら軽く読み通せるのがコージーミステリの醍醐味。 今回の舞台は猫が島民の3倍も暮らしているという、葉崎半島の先に位置する通称・猫島。 長閑な島で起こった物騒な事件に、お馴染み葉崎署の駒...続きを読む持警部補と二村巡査部長、それに島の派出所勤務の七瀬巡査とポリス猫・DCが絡んできてのひと騒動。 ミステリの真相そのものは、思ったよりも拍子抜けで辻褄合わせで急ぎ足の解説が展開されるのはコージーミステリ故仕方のないことか? 一応伏線はしっかり回収されたものの、既刊のヴィラ・マグノリアとか古書店アゼリアと比べると少し残念。 それでも、猫アレルギーの駒持警部補が毒ガス用のマスクをして島内を闊歩する姿は想像するだけでも笑えるし、ヴィラ・マグノリアの双子ちゃんが高校生になっていたり、葉崎FMの千秋がしっかりDJを続けていたり、シリーズ前作の後日談も楽しめるのは嬉しい。 ポリス猫は別に主役となる作品もあるみたいだし、今後のシリーズの展開が楽しみ。
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