ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
元警察官・大道寺圭(だいどうじけい)は、一冊の本を書いた。警官時代に出会ったおバカな犯罪者たちのエピソードを綴(つづ)ったもので、題して『死んでも治らない』。それが呼び水になり、さらなるまぬけな犯罪者たちからつきまとわれて……。大道寺は数々の珍事件・怪事件に巻き込まれてゆく。ブラックな笑いとほろ苦い後味。深い余韻(よいん)を残す、コージー・ハードボイルドの逸品!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
元警察官・大道寺圭が書いた一冊の本。 警官時代に出会った間抜けな犯罪者を題材にした「死んでも治らない」。 それが呼び水となり、さらなる間抜けな犯罪者に付きまとわれ……。 氏が贈るコージー・ハードボイルド、ここに登場!!
やっぱり若竹七海さんだなぁ、という感覚に安心感を感じる。 シュールで毒舌的で。ここのストーリーは、これに繋がっていたんだ、という小さな発見の積み重ねが楽しい読書だった。
元警官の大道寺圭は、退職後に犯罪者のまぬけなエピソードをつづった本「死んでも治らない」を発表した。 ところが、それがきっかけでまぬけな犯罪者たちにつきまとわれることになり・・・。 現在作家の大道寺圭の活躍を描いた5つの独立した短編の間に、彼が刑事として最後に関わった事件の記録が差しはさまれ、2つの...続きを読むパートが交互に綴られていくという構成になっています。 ラストまで読むとこの2つのパートが密接なつながりを持つことが明らかになり、施された趣向にハッとさせられます。 軽いコミカルなタッチや三枚目で憎めない大道寺のキャラのおかげでのんきな気持ちで読み進めていくと、人間の底知れぬ「悪」との遭遇にギョッとさせられ、毒まんじゅうを知らぬ間にたくさん食べたような気持になりました。 仕掛けた謎の設定と物語の切れ味のうまさには脱帽ものです。 やっぱやめられないな~、若竹七海さんは‼
4 上手いなあ。 展開が駆け足気味なのが少し気になるが、読み終えた時にまずまず腑に落ちてるんだから許容範囲かな。
ユーモアミステリーかと思ったら、全然違う。おバカな犯人のおバカな事件は笑える。でも根底に流れるものが悲痛でやるせなくてどうしようも無いのです。泣きたいけど、目の前に起こっていることがあんまりくだらなくて笑うしかない。そんな感じ。
元警察官の大道寺圭は、警官時代に遭遇した間抜けな犯罪者たちの実話をまとめた本「死んでも治らない」を執筆した。警察を退職したにもかかわらず、この本が呼び水となって妙な事件に巻き込まれていくのだが…。「死んでも治らない」「猿には向かない職業」「殺しても死なない」「転落と崩壊」「泥棒の逆恨み」の5編(タイ...続きを読むトルのシャレが効いてる)は、大道寺が退職後(出版後)に巻き込まれた事件を描いた短編。さらに書き加えられた「大道寺圭最後の事件」(書き下ろし)が、各話をサンドするように6分割されて構成されている。つまり時系列的には前後する作品を行ったり来たりするような格好になり、読みながら「あれ?」とか「そうだったのか」とかちょっとずつ全貌が明らかになっていく感覚が面白い。構成の妙がこの作品の大きな魅力ではあるがそれだけではない。(馬鹿は)死んでも治らない、を地でいく犯罪者たちの失敗談はクスリと笑いを誘う。短編はブラックなユーモアに包まれて結末を迎え、最後の事件の最終話を読んで、はじめの話が腑に落ちるというところもいい。若竹氏は、連作短編はやっぱり得意とするところのようだ。
元警察官・大道寺圭がおバカな犯罪記録「死んでも治らない」という本を書いたことから、おバカな犯罪者たちに付き纏われる事件簿。 いや、その内容は危険が伴い、とてもおバカとは云えない。起こる出来事とは裏腹に、主人公はあくまでも淡々と冷静なのがハードボイルドで、オチはかなりブラック。 大道寺圭の最後の事...続きを読む件をスライスして、5つの事件簿が綴られているが、その関連が面白い。 私は時間が交差したストーリーがあまり好きではないのだが、混乱しない手法なので読んでいて混乱することはないだろう。
元警察官の・大道寺圭は、一冊の本を書いた。警官時代に出会ったお馬鹿な犯罪者のエピソードをつづったものだった。この本により、まぬけな犯罪者たちが大道寺の前に現れて来る。大道寺は珍事件・怪事件に次々と巻き込まれて行く。刑事時代の最後の事件簿を混ぜながら進んで行く、ブラックユーモア溢れるミステリーです。
若竹さんの作品は出てくる人の心情とかがすごいでている。 全部読むと話が続いてるとこがすごい。 微妙に黒い所がある主人公って素敵。
元警察官が書いた『死んでも治らない』という本・・・そこにはおバカでおマヌケな犯罪者たちのエピソードが書かれていた・・・それを書いたために、著者の大道寺圭はエピソードのたねである犯罪者たちにつきまとわれてしまう。犯罪者たちの悩みや相談に半強制的にのせられる危険な安楽椅子探偵、大道寺圭の事件簿。 「...続きを読む死んでも治らない」「猿には向かない職業」「殺しても死なない」「転落と崩壊」「泥棒の逆恨み」の5編の間に「大道寺圭最後の事件」が細切れに挿入されている連作短編集。目次を見ただけでデビュー作『ぼくのミステリな日常』以来得意としている“あの形式”の短編集だとわかります。 各短編とも巧妙に伏線が引かれ、それが鮮やかに謎解きへと結実していきます。ユーモアかつブラックそしてビターな味わいが残る作品です。 個人的には大道寺圭という人物に、なぜかひ弱なイメージを持っていたので(原因不明)、ハードボイルドのような活躍にびっくり! 彦坂夏見嬢や角田港大なども登場、楽しませてくれます。 収録作:「死んでも治らない」「猿には向かない職業」「殺しても死なない」「転落と崩壊」「泥棒の逆恨み」「大道寺圭最後の事件」(1〜6) (2005.02.03)
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
死んでも治らない~大道寺圭の事件簿~
新刊情報をお知らせします。
若竹七海
フォロー機能について
「光文社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
七つの大罪
遺品
依頼人は死んだ
暗い越流
古書店アゼリアの死体
殺人鬼がもう一人
錆びた滑車
さよならの手口
「若竹七海」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲死んでも治らない~大道寺圭の事件簿~ ページトップヘ