古書店アゼリアの死体

古書店アゼリアの死体

660円 (税込)

3pt

勤め先は倒産、泊まったホテルは火事、怪しげな新興宗教には追いかけられ……。不幸のどん底にいた相澤真琴(あいざわまこと)は、葉崎(はざき)市の海岸で溺死体(できしたい)に出合ってしまう。運良く古書店アゼリアの店番にありついた真琴だが、そこにも新たな死体が! 事件の陰には、葉崎市の名門・前田(まえだ)家にまつわる秘密があった……。笑いと驚きいっぱいのコージー・ミステリの大傑作!

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古書店アゼリアの死体 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年06月15日

    この事件、もし太平洋戦争前後に起きていたら、横溝正史だなあ、と思いました。この登場人物の絡み方。家柄とか血筋とか。
    ということは、いろいろな凄惨な事件も葉埼で起こるとこう言う雰囲気になるのかな、なるのだろうな、と思った次第。
    実にサービスたっぷりの一冊でした。
    巻末のロマンス解説は、なんだか、この本...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月26日

    作中にも登場する『見つめる家』のエピグラフの変奏曲ともいうべきオチに思わず唸る。解説で池上冬樹さんも書いておられるが、物語の枝葉の部分、細かい部分が面白い。たとえば、満知子社長がいたときには目立たなかったオフィスのインテリアが、満知子がいなくなるとその存在を高らかに主張してくる場面(276)や古川恒...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月26日

    最後の最後になって、真実が暴かれるが、思いもよらない結末に、どいつもこいつもやるな~と関心しました。ふふふ。

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    Posted by ブクログ 2022年10月26日

    「葉埼市シリーズ」第二弾。
    各章に有名な映画をもじったタイトルがつけられていて、目次を見ただけで面白そうです。
    勤め先が倒産、泊まったホテルが火事、怪しげな新興宗教に勧誘され、二階から飛び降りて左足首を捻挫したという不運続きの相澤真琴が、葉埼市の海岸で人間の死体を発見してしまう。
    さらには〈古書アゼ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月17日

    〈葉崎市シリーズ〉第2弾。
    第1弾である『ヴィラ・マグノリアの殺人』に出てくる〈鬼頭堂〉ではなく、〈アゼリア〉という古本屋をとりまく事件と、ロマンスと、お家騒動の話。

    『ヴィラ・マグノリア』でも少し名前だけ登場した、葉崎の名士「前田家」の家系と資産にまつわる殺人。

    外から来た、相澤真琴という不運...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月08日

    やっちまった。ただ今、5月5日の午後12時。

    〆切は明日朝1番なのに「未だ大丈夫」と思いながら、祝日の今日1日は、「つい」これを読み始めて一気読みしてしまった‥‥。どうすんだオレ。とりあえず、感想は置いてといて、徹夜覚悟で書き始めよう‥‥。

    ーーーーーーーーーーーm(_ _)m

    12時間後。
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    Posted by ブクログ 2022年02月12日

    私はイヤミスは避けて通るんですが
    若竹さんは全然okです。

    ですよね〜という納得感があります。
    あと何回騙しにくる? 
    ページ的にまだまだでしょw
    楽しかった〜

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    Posted by ブクログ 2021年10月25日

    「葉崎市シリーズ」の2冊目。
    今度は、前作でも当地の名家として紹介されていた前田家を巡る騒動の顛末。

    海岸で発見された溺死体に行方不明になっている前田家の御曹司・秀春の可能性が浮上。
    かつて秀春の失踪事件を担当した駒持警部補が過去のお家騒動をなぞりながら五木原巡査部長とともに捜査にあたる。
    秀春を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月18日

    葉崎シリーズ二作目。
    あー面白かった!
    葉崎の名家、前田家をめぐる事件の数々に、地元民みたいにのめりこんで一気読み。
    駒持警部補、さすが鋭い。
    真琴ちゃんの災難続きには気の毒だけど笑ってしまった。これから五木原巡査部長とうまくいくのかな。きっと紅子さんの口添えで幸せに暮らすのでしょう。
    紅子さんのお...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月15日

    これぞ私の好きな気楽で楽しみいっぱいの本だよっていう読み物。

    まず章立てのタイトルが、もう、知ってる映画のタイトルのもじりで「これがあれで、あれがこれで」と当てはめて楽しんだ。

    そして古書店、しかもロマンス小説専門店が舞台ときた。出るは出るはロマンス小説の数々題名作者。

    最初にデュ・モーリアの...続きを読む

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