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Posted by ブクログ 2010年06月13日
2時間ほどかけて,さらっと『黒山もこもこ,抜けたら荒野』という奇抜なタイトルの本を通読する。あまりこういった社会学的な本は読まないのだけれど(読むと立ち直れなくなるため・・),著者の出身地が相模原というぼくにも馴染みがある「郊外」であること,そして個人史的な視点から語られていることから楽しく読めた。...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
1970年生まれの詩人にして社会学者の女性が自分の成育史と重ねてバブルを体験することなく超氷河期→デフレという時代を読み解く本。社会学専攻だけにいろんなデータが用いられているが、なによりも個人の記憶に裏打ちされた内容が(若干世代は下だけれど)実感を持ってうなずける。私も一度くらいはバブルの恩恵を享受...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月24日
自分は筆者である水無田さんのファンであり、彼女のことをもっと知りたいと思い
エッセーのつもりで読んだ。
語り口が軽快で、各所の表現もおもしろく、一気に読める。
内容は社会学チックだが、体系立ったものではない。
バブルを膨張期に子供時代を送り、崩壊を就職直前に経験した筆者の世代。
価値観や社会のシ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
マイミクさんの紹介で読んでみた。軽妙な筆致でどしどし読み進められた、楽しくも意外と内容の深い良書。
「黒山もこもこ、抜けたら荒野−デフレ世代の憂鬱と希望」は、読み終われば秀逸なタイトルだと思ったけど、本屋で見かけて手に取るタイトルかな?と心配したり。著者と同世代なので、8割方「そうそう!」と共感し...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月22日
詩人・社会学者が、個人史を織り交ぜながら時代を語るという本。1970年生まれの主観であることを隠さず、自らの世代の不遇を嘆くので、力強さがある。研究者として職を得ることの困難さは、切実。自分語りの部分は、私を平凡・汎用だと語ったと思えば、私は浮いていたと述懐したりと、読んでいてやや混乱したが、「それ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
1970年生まれの女性詩人が自己史に重ねて語る、高度成長期以降の日本社会の変遷史。彼女の原風景は高度成長期、10代は消費社会爛熟期の'80年代、そして20代をバブル崩壊のただ中で過ごしてきたことになる。風変わりなタイトルの「黒山もこもこ」とは、第二次ベビーブーム世代の幼少期の記憶にいつもあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月07日
[ 内容 ]
不安、絶望、締念―「体感格差」の正体。
中原中也賞受賞、気鋭の30代女流詩人が問う、「凡庸な人生」から見える、ニッポン社会のゆがみ。
[ 目次 ]
第1章 黒山もこもこ、抜けたら荒野(思い出の人混み/人混みの思い出 あらかじめ失われた世代 ほか)
第2章 「普通」へのノスタルジア(「...続きを読む
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