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歌舞伎町のバーテンダーが地元東北から国政選挙に打って出る! 新宿で起きた轢き逃げ事件。平凡で幸せな暮らしを踏みにじった者たちへの復讐が、いつしか日本をになう若き政治家を生む希望の物語へと転化する! 一人ひとりの力は弱くても、前を向く勇気と信じる力で日本を変えていく8人の主人公たち。
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Posted by ブクログ
吉田修一のエンターテイメント長編。 ストーリーとキャラクター、小さくまとめすぎず、大きく広げすぎず、とても収まりがいい。雰囲気や小テーマも、軽すぎず重すぎず、バランス感覚は絶妙。 更に、500ページ超を感じさせないテンポの良さもあり、娯楽もののお手本のような作品。 ハード発売時から購入を悩んだが、少...続きを読むしでも早く読むべきだった。ドラマも観てみたい。 5-
久しぶりにタイトルの本意が終盤まで分からない小説を読んだ。ちょっとウルっとしたのは、自分の根っこが蟹なんであって、猿になれないせいなのだろうな、と思う。ハラハラさせられるけど、どこかコミカルで、誰も不幸にならない話。よい物語でした。
ドラマを見て、原作を読んだ。何をやってもうまくいかないバーテンダーが国政選挙に出るという夢みたいな話。弱者が強者を打ち負かす展開は読んでて気持ちいい。
深刻になりそうストーリーなのに軽い感じになってますね。 上手く行き過ぎの感じがあるけどそれが良いのかな。 面白かったですね。
タイトルとか表紙の絵とかなんかグッと来なくて、まったく期待しないで読んだ。 けっこうな長編だし挫折しないで最後まで読めるかなー?なんて思いながら読み始めたら、、もうめちゃくちゃおもしろかった!! 登場人物全員のキャラが立ってて、方言混じりの心の声もイイ感じのアクセントになってて楽しく読めた。(個人的...続きを読むには美姫ママが好き。) 最初はバラバラだったパズルのピースがどんどんはまっていく感じで読んでて気持ち良かったー。 人生いろいろ、すっごいサクセスストーリーでした。 サワおばあちゃん、かわいすぎ。
BOOK」データベースより) 新宿で起きた轢き逃げ事件。平凡な暮らしを踏みにじった者たちへの復讐が、すべての始まりだった。長崎から上京した子連れのホステス、事件現場を目撃するバーテン、冴えないホスト、政治家の秘書を志す女、世界的なチェロ奏者、韓国クラブのママ、無実の罪をかぶる元教員の娘、秋田県大館に...続きを読む一人住む老婆…心優しき八人の主人公が、少しの勇気と信じる力で、この国の未来を変える“戦い”に挑んでゆく。希望の見えない現在に一条の光をあてる傑作長編小説。 勧善懲悪のような話かと思いきや、復讐するような流れでは無く、脇道に逸れて畜生道に落ちそうな面子が、お互いに手を差し伸べあって、陽の当たる道を歩き始める話です。ずばっとすっきりする話って訳ではないけれどもなかなかいい話です。 吉田修一は群像劇書くの上手いですね。
九州の過疎の島から東京に出てきた若夫婦、歌舞伎町で働くホステスママとバーテンダー、有名なチェロ奏者とそのマネージャー、さらにチェロ奏者の兄家族。何の関係もない彼らがひき逃げ事件をきっかけに協力し合い、東北での国政選挙に挑む。カニがウスやハチ、フンの協力を得て、にくきサルに戦いを挑むようにそれぞれの長...続きを読む所を接点に団結する、これぞ現代の猿蟹合戦。 人を騙す奴は悪い奴で、騙された者の復讐を受ける。そんなわかりやすい世の中が描かれるユートピア小説。
出てくる登場人物それぞれに魅力があって、読んでいるうちにどんどん惹かれていった。 そして登場人物の過去と現在がうまく絡み合わせ書かれていて時々ホロッとさせられたり、ドキドキさせられたり、ホォ~繋がったなどと感心させられた。そして最後まさに瑛太のスカッとするべっ?の言葉のとおり、スカッとホッコリさせら...続きを読むれた。吉田修一さんの作品やっぱり面白い!!
この本読んで、 わたしはやっぱり吉田修一の作品が好きだと思った。 展開が早く、話がとっちらかるのでは、 と不安に駆られることもあったけど、 最後は暖かく、スカッとした。 読み応えありの長編。 面白かった!
おもしろかった。 スカッとする話、これに尽きるんだろう。 「スカッとする話さは毒っこ入ってらど」 そう、だからいい。 と、いいつつこのお話自体にそんな毒はない。 いや重い背景はそれぞれにみんなが背負ってるんだけど、 むしろすごい優しい。優しいというか爽やかというか。 登場人物多くて最初戸惑うけ...続きを読むど、みんな優しくてみんな好きになる。 「悪人」にあふれ不幸でひねくれた世の中だけど、 たまにはこんな話もいいでしょう、的な。良いっす。 「なんで颯太ってこんなに何の匂いもしないんだろ。こんなに近くにいるのに、ほんとに何の匂いもしない。(略) でもそれが嫌なわけじゃない。だからこそ、颯太を好きなのかもしれないなー。」 所々に挟まれる独白が吉田節前回でとても良いんですが、特に好きだったのがこれ。 この小説自体のイメージもこんな感じ。 すごく軽くて毒がなくて、でもそれが嫌とか物足りないわけじゃなくて、だからこそいい、というか。 横道世之介に続く吉田修一の優しい世界。 悪人も好きだけど、こっちも好きです。
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