慈悲をめぐる心象スケッチ

慈悲をめぐる心象スケッチ

544円 (税込)

2pt

4.5

「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」。はたしてそうなのか。著者は反芻(はんすう)し、問い直す。しかし賢治はそう確信して「慈悲」を希求し、それゆえ自らに怒りを向ける。「世界のぜんたい」に人生を捧げる。痛ましいほど美しく清らかな賢治の想いを、同じく文学と宗教に生きる著者が描く。(講談社文庫)

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慈悲をめぐる心象スケッチ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年09月15日

    賢治は童話も書いているから、その作品は小学校の国語の教科書から、もう、掲載される。
    けれども、それを100パーセント近く理解出来る人間はほとんどいない…と、私は思っていた。
    教科書にはよく「やまなし」など載っている。
    しかし、これは大人になった今でも理解不能な部分が多い。
    多分、先生も理解していない...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年03月15日

    筆者はこの文章の文種をはっきり言わない。エッセーとも何ともつかないというような言い方をしている、私はとてもわかりやすい評伝であったと思った。
    仏教の視点から見る宮沢賢治、これは今までも多かったと思うが、しかし、この本で発見をたくさん感じたのは、やはり筆者の賢治への思い、賢治からの学び、そういうものが...続きを読む

    0

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