生ききる。

生ききる。

ビジネス・実用
627円 (税込)

3pt

3.7

岩手県・天台寺の名誉住職である瀬戸内寂聴と、宮城県出身で日本を代表する哲学者・梅原猛が緊急対談! 東日本大震災後、日本人がこの難局を乗り越え、希望を見いだすために語り合う。

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生ききる。 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    東日本大震災をきっかけに,梅原さんの方から対談を申し込んで実現した対談集。本書の印税は全額寄付するということで,話がはじまった。

    お二人の幅広い知識が,余すところなく示されていて,話の内容はあっちへ行ったりこっちへ来たり。日本文学,仏教をはじめとした宗教の話,日本史に哲学,男女の関係に,天皇制の在り方,そして日本の政治まで,縦横無尽に話し合う。

    個人的には,ちょうど,気多神宮へ行ったところだったので,それに関する話がでたのが興味深かった。

    ずっと原発反対運動をしてきたわたしには,今さら原発反対を言って――とも思ったが,まあ仕方ないか。

    昨今の日本政府の原発推進の姿勢を見たら,お二人は激怒するだろうな。そして,日本人の誇りをなくしてしまった政治家に,口を開けたままになるに違いない。

    0
    2026年09月28日

    Posted by ブクログ

    人はいつから「生きる」より「生ききる」ことを忘れたのだろう。瀬戸内寂聴と梅原猛の対話集『生ききる』は戦争を知る二人ゆえ、言葉の一つ一つが重く胸に落ちる。老いと死を避けず焼け跡の記憶を背負いながら語られる命は抽象ではなく現実の重みをもつ。
     今も世界を見れば戦争があり平和は決して自明ではないと知らされる。生は完成を目指すものではなく問いを抱えたまま最後まで生き抜く営みだという確信だ。生ききるとは時代の痛みを引き受け与えられた命を使い切る覚悟なのである。

    0
    2025年12月23日

    Posted by ブクログ

    生ききっている二人にしかできない対談。確かに読む価値のある本ですが、そこから何をすべきかは見えてきません。

    0
    2011年11月05日

    Posted by ブクログ

    東日本大震災後に行われた瀬戸内寂聴さんと梅原猛さんの対談を1冊の本にしたもの。
    ともにアラナインティーでそれなりの地位を確立された方々なので、まさに歯に衣をきせぬ対談でした。

    でも、ちょっと梅原さんは思想が凝り固まってるかな…。
    柔軟性で言えば女性で僧侶でもある瀬戸内さんのほうが、どんな意見もいったんは受け入れるって姿勢を感じました。

    戦争を知っている世代として、原爆投下がなければ本土決戦でもっと多くの日本人が死んでいたから、被爆された方々のその犠牲を心から感謝したうえで今をしっかり誰かのために生きていきたいって瀬戸内さんが言っていたのが印象的でした。

    梅原さんもさすがにいろいろと研究をされている方なので、己の私的な弁解のために本来の趣旨とは異なった「悪人正機説」を前面に打ち出した近代浄土真宗は間違っているだとか、今の政治家は己の利益ばかりを追求して天皇陛下を都合よく利用している悪人ばっかり
    だとか(この対談時は民主党政権。某国の要人とムリヤリ陛下を会わせたことを言っているとみた。)なかなか言いづらいことをズバリと言っていました。

    まぁ、長く生きられてきた酸いも甘いもかみ分けたお二人が、いろんな対談をして、その本の収益金を東北への義捐金にあてようとして出版された本です。

    能とか源氏物語とかいろんな話が出てくるので、このお二人を知っていて、ちょっとその思想が気になる人には楽しめる1冊かもしれません。

    0
    2016年01月30日

    Posted by ブクログ

    東日本大震災後におこなわれた対談です。このとき、寂聴が89歳、梅原が86歳だそうです。寂聴は、壮絶な恋愛の末に出家するという経歴をもつ作家であり、他方梅原は、日本古代史の分野で大胆な仮説を次々と提示し、さらにはスーパーカブキの原作をも手がけるという異端の思想家です。

    人生の酸いも甘いも噛み分けた二人の対談なので、東日本大震災後の日本人へのメッセージといっても、日本の文化全般にまで話は進んでいきます。仏教の自利利他の考えかたや、『源氏物語』から、日本人の精神について説き起こすといった内容になっています。もっともそのぶん、震災から話が離れてしまっているのではないかという疑問も生じますが。

    0
    2014年02月09日

    Posted by ブクログ

    仏教や源氏物語のことなど、私には勉強不足でわからないことが多かったのです。ただ、どん底はずっと続かない、必ず救われるときがくるというメッセージが強く感じられました。源氏物語、読んだことないので、読んでみようかなと思いました。原文ではきついので、与謝野版か瀬戸内版で。

    0
    2011年11月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お二人の対談が多岐に渡るものであり、非常に興味深く読むことができました。片方では飾らない、ざっくばらんな生きかたであり、もう片方は、信念を貫く生きかたをされているお二人のお話しに惹きこまれます。お二人のこれまでの生きかた、東日本大震災を経験した後の生きかた、考えさせられます。

    0
    2012年03月25日

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