ひきこもりの〈ゴール〉 「就労」でもなく「対人関係」でもなく

ひきこもりの〈ゴール〉 「就労」でもなく「対人関係」でもなく

1,760円 (税込)

8pt

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「仲間をつくれ」「働け」。的はずれを含めた多くの批判にさらされ、「回復」へと駆り立てられるひきこもりの“当事者”たち。対人関係の獲得や就労の達成という「社会参加」とそうすることの意味のはざまで、「なぜ働くのか/なぜ生きるのか」と彼/彼女らが抱いている不安や焦燥を、聞き取り調査をとおして描き出す。そして、「自己防衛戦略」や「存在論的不安」などの視点から、“当事者”たちにとって「ひきこもる」とはどのような経験なのかを浮き彫りにする。必要なのは“当事者”に共感することではなく、むやみに「回復」をめざさせるのでもなく、彼/彼女たちを理解することだと主張・提言する社会学の成果。

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ひきこもりの〈ゴール〉 「就労」でもなく「対人関係」でもなく のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本書の目的は、ひきこもり当事者の経験を描き出し、理解すること。ひきこもりとはどういう経験なのか、ひきこもりから回復するとは何を指すのか、という2つの問いを軸に、当事者とのインタビューや斎藤環など専門家たちの言説を素材として、ともすると第三者には理解しづらいひきこもりの「動けなさ」のリアリティをどうす

    0
    2023年10月18日

    Posted by ブクログ

    元ひきこもり当事者…だと思っていたのですが
    この本を読み終わった今、私は「元ひきこもり」ではなくある意味現在進行形でひきこもりなのかもしれないと感じました。
    様々な論文や記事からの引用を交え、それを根拠として著者の解釈でひきこもり像を捉えておりなかなか読み応えがあります。
    (当事者)本人の中の不確か

    0
    2023年02月27日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    「仲間をつくれ」「働け」。
    的はずれを含めた多くの批判にさらされ、「回復」へと駆り立てられるひきこもりの“当事者”たち。
    対人関係の獲得や就労の達成という「社会参加」とそうすることの意味のはざまで、「なぜ働くのか/なぜ生きるのか」と彼/彼女らが抱いている不安や焦燥を、聞き取り調査をとお

    0
    2010年06月17日

    Posted by ブクログ

    なんか大学生の卒論みたいと思ったら本当に論文が元。
    「自分は非当事者である」という自覚が最初は切捨てに見えた。
    最後にみた同じ文は、自分と他者を混同しないための自覚にちゃんと見えた。
    終章が大事。

    0
    2011年07月21日

    Posted by ブクログ

    ちゃんと読みました

    ひきこもりの人をかわいそうとかは思わないし、
    すべてを何かのせいにしているのはよくないと思いました。

    逃げれる場所がある、日本社会が豊かな証拠かなと思いました。

    0
    2009年10月04日

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