街場のマンガ論

街場のマンガ論

671円 (税込)

3pt

日本マンガと日本人を身びいき目線で論じる。

「これほど好きなジャンルは他にない」と語るマンガびいきの著者が、世界に誇る日本マンガについて熱く語る! 『エースをねらえ!』から、男はいかに生きるべきかを学び、『バガボンド』で教育の本質を見いだす。手塚治虫の圧倒的な倫理的指南力に影響を受けた少年時代、今なお、読み続ける愛すべき少女マンガ…。
日本でマンガ文化が突出して発展した理由をユニークな視点で解き明かす。巻末には養老孟司氏との対談を収録。言語としての日本語の特殊性と「マンガ脳」についての理論には瞠目される。マンガは、どれほどビッグビジネスになろうとサブカルチャーに踏みとどまって、その代償として自由を享受してほしい、と願う著者の「愛と敬意」のマンガ論である。

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街場のマンガ論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年03月29日

    内田樹の街場のマンガ論を読みました。
    内田樹のマンガに関するblogなどを集めたエッセイ本でした。

    今の教育が画一的な「犬のしつけ」のようなものになってしまっている状況で、マンガは子供たちに人間的な成長について教えている、と言う指摘は面白いと思いました。

    日本でマンガが発達している理由として、日...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月24日

    一気読み。マンガ読んでるくらい熱中して読んだ。
    日本語の特殊性がマンガの読み描きを可能にしているという養老孟司の論に、日本人でよかった!と心底思った。少女漫画、宮崎アニメ、好きなジャンルがばんばん出てきて幸せだった。引用以外にもいろいろあります。ほんと内田樹は気持ちいいな。
    しかし唯一ひっかかったの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月04日

    内田先生の漫画愛、特に、少女漫画と井上雄彦へのリスペクトが、筆に勢いを与えている評論集。

    週刊誌でハイペースに描き続ける
    →画力がどんどん上がる
    →作品上のキャラクターが今までに見せたことのない表情や動きを見せる
    →作者自身が予想もしなかった作品ができる

    そうやって、作品が作者のレベルを引き上げ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月02日

    何かを読んだり見たりする度に、こんな風に自分の内に言葉が溢れたら面白いだろうなあ。
    自分の場合、もやもやしたものが胸の内に生まれて終了だ。

    取り敢えず興味なかったけど、風立ちぬを見よう。

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    Posted by ブクログ 2014年05月26日

    少女漫画の章が特に秀逸。
    少女漫画は少年漫画と違い,セリフに表れない部分があるため,読めない人はとことん読めないようです。
    確かに,主人公が敵をやっつけたるのを見てスカッとするのを楽しむ少年漫画と,主人公に感情移入して恋愛を追体験する少女漫画とでは,読み方が全然違う。もちろんこれは一例ですが,漫画を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年04月16日

    人生に必要なことはすべて(幼稚園の砂場ではなく)マンガから学んだ、という本。その牽強付会っぷりを楽しむ。

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    Posted by ブクログ 2014年03月22日

    2014.3月現在。わーい。祝1000作品目!
    たくさん楽しみました。

    まぁ、細かいこと言えばシリーズものを1作品にまとめてたりするんで形のうえでは、っていうだけでそこまで感動はないけど、桁が変わるのはちょっと嬉しい。


    さて。この本は、常々ブログを拝見させていただいておりますゆえ、あぁ読んだこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月14日

    内田本。また、読みました。日本人の読字のハイブリッド性、日本の文学におけるジェンダー論など、面白かった!

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    Posted by ブクログ 2019年08月08日

    これまで刊行された著者の多くの本とおなじく、ブログに発表された文章を集めた本で、今回はマンガやその周辺のテーマをあつかったものが収録されています。ほかに養老孟司との対談「戦後漫画論―戦後漫画は手塚治虫から始まった」も収められています。

    井上雄彦のマンガについて、その身体性に注目しながら論じていると...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年09月03日

    純粋にマンガ論の部分を読み、作者の思想漂う生臭い政治の話やアメリカ・中国論が出てきたら飛ばせば良し。

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