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時は天保、ところはお江戸。闇にそびえる巨大な石碑の傍らに正体不明の男が素っ裸で倒れていた。通りかかった美女・お絹が、自分の長屋に連れ帰る。お絹は男に一目惚れ、せっせと面倒を見はじめる。名無しじゃあ困る、ということでつけた名前が碑夜十郎。お絹も正体が定かではないが、なぜか河内山宗俊率いる天保の六歌撰の面々と繋がっていた。悪を憎む男と、世の中に不満を抱く面々が動きはじめる。著者の代表的時代小説。
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Posted by ブクログ 2009年10月04日
ある夜に女盗賊のお絹はみみずののたくったような文字の彫ってある石碑の前で素っ裸で倒れていた男を拾った。 碑夜十郎と名付けられたその男は記憶を無くし何も思い出せ無いで有様だが、剣の腕は確かだった。 果たして男の正体は? ――タイムスリップありのSF時代小説もの。
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