生きてるうちに、さよならを

生きてるうちに、さよならを

440円 (税込)

2pt

「あなたが天国へ行った瞬間を知ってたわ。だって真夜中にきたわよね、私の部屋に。ごめんねって泣きながら…」「兄弟、おれに黙って、なぜ先に逝った。バカヤロー!」親友の葬式で、勝手に死者との絆を強調する自己陶酔型の弔辞に嫌気がさした会社社長の本宮は、自分自身の生前葬を企画する。だが彼は知らなかった。妻の涼子が重い病に冒されて、余命幾ばくもないのを隠していることを……。

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生きてるうちに、さよならを のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月15日

    タイトルから生前葬を題材にした話なのかな…と思っていましたが、とんでもない展開で最後まであっと言う間に読みました。最初は愛人を作って家庭を省みない社長の振る舞いにイラッとしながら読んでいましたが、後半になるとちょっと同情してしまう心情になるのが不思議な作品でした。

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    Posted by ブクログ 2020年09月27日

    非常に読みやすくて面白かった。心理描写もとても丁寧で、ふたりの女の間で揺れる主人公の、人間らしい身勝手さや人を愛しく思う気持ちに共感ができる。
    ストーリー自体はご都合主義感があるが、教訓になる言葉が多かった。「当たり前に生きている何気ない日常」でもたくさんのさようならが積み重なっている。さようならが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月01日

    展開が想像していなかったもので、いい意味でそうくるのか!と。話の構成が上手。全体の雰囲気も、違和感なく変わってしまうのがすごい。
    この方の本は初めて読んだが、一気に惹かれた。

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    Posted by ブクログ 2022年02月14日

    ヒューマン系かと思ったら後半で全然思ってたのと違う方向に進み始めた。面白かった。
    最後の最後、主人公の結末が良くも悪くも衝撃的。

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    Posted by ブクログ 2020年06月11日

    人ひとりの人生には、様々な人との出会いや別れがあること、そしてその「別れ」の中にははっきりとした区切りがなく、気づくと疎遠になっている、というものや、自分自身の力ではどうしようもないもの(事故や事件)があるのだということが描かれます。

    決してエンターテインメントに富んだ本ではなく、また大きな事件が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月25日

    「生きてるうちに、さよならを」ああ、自然に心が震え胸を打つ何て詩的でセンチメンタルなタイトルなのでしょうね。本書の骨格は、長年の友人の葬式に出席した男が、金儲けを目論んで嘘八百を述べる輩達に怒りの鉄拳をふるい、それを機に自分は生前葬にしようと決意した思いを綴る手記風の物語ですね。本書には笑いの要素は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年09月20日

    最後のそうだったのか!感が気持ちよかった。
    たふん気づく人は少なくないような定石どんでんがえしなのだろうが、私は全く気づかなかった。

    主人公がハッとするシーンの書き方、ネタあかしの書き方がスパッと一言で終える気持ちの良い文体で読み進める目が止まらなかった。
    このテンポの良さ、いい!

    最後のおわり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年09月21日

    主人公の傲慢で手前勝手で愚かで鈍感なザ・男っぷりにイライラさせられた。こんな奴、関わるだけ損だ。
    や、そこは問題でないけど。

    言葉選びや話運びが上手いのでするする読める。
    帯の煽り文句は無視して、構えずに読めば楽しめる小説なんではないかな。

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    Posted by ブクログ 2016年09月26日

    帯に惹かれて購入しました。
    どんでん返しというほどではなかったかなとも思いますがスラスラ読めるのが気持ちよかったです。

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    Posted by ブクログ 2016年05月04日

    サクサク読める。1日で可。
    無駄な描写が少ない。
    1文1文が短い。
    分かりやすい一人称。
    適度な行間。
    マメ知識的な余計な情報が少ない。

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