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想定外の展開に翻弄される著者
「LGBTの方が自らの(行動の)参考にする本」と言うよりも、著者がタイに行き、起こった様々な出来事を洗いざらい、ありのままに書いているという感じの本。まあ、端的に言えば日記ですね(この本はエッセイからの書籍化ですから、こんな感じなんでしょう)。
「性転換」という、本来なら重い?話題を、著者のキャラクターを生かし明るく書き上げていますので、別に「性転換とか、俺には関係ない」って方でも気楽に楽しめると思います。
Posted by ブクログ
「気楽にぜひ興味本位で読んでください」と前書きにあるのが嬉しい。性認識に悩み、性転換を選択するって決断だけでもすごく重いし、誰にも相談せず手配をし、外国で手術を受けるというのも勇気のいることだから、同じことをする可能性の全くない人間が読むとしたら、やっぱり好奇心。そんな重要かつ個人的な人生の選択に好奇心なんて申し訳ないのに、認めてくれる心の広さ。本を売るためというだけで、なかなかできるものではないと思う。
術前、術中、術後は、結構出産に似てるなあと思った。痛み、絶叫、便秘、精神不安による気分の乱高下、他人の優しさに癒され、同じ身の上の仲間と経験を語り合う。
しかし、もちろん他のところは出産とは全く違う。イントロダクションでも書かれているが、純粋に生活する上で不自由だから手術することにしたという。なら、保険が使えてもいいように思う。選んでLGBTになる人はいないんだから。
タイ、プーケットの気候や人々の魅力が充分に伝わり、時間に追われ、微笑む余裕もない日本の病院で手術するより良かったのではないかと思えた。
好奇心で読んだけと、それ以上の収穫がありました。
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