ぼくは満員電車で原爆を浴びた 11歳の少年が生きぬいたヒロシマ

ぼくは満員電車で原爆を浴びた 11歳の少年が生きぬいたヒロシマ

627円 (税込)

3pt

伝えたい少年原爆体験記。11歳のヒロシマ。

広島に原爆が落とされたのは、1945年8月6日でした。11歳の米澤鐡志さんは、爆心から750メートルの電車内で母親と一緒に被爆します。母親は9月に亡くなり、母乳を飲んでいた1歳の妹は10月に亡くなります。
この本は、米澤少年の目で見た、8月6日その日のことと、その後何が起こったか、という記録です。

ブラウスが突然発火して、体が焼け始める女性、皮膚が布地のように垂れ下がって、幽霊のように見えた人たち、防火水槽に飛び込んで亡くなっている赤ちゃんを抱いた女性、川を流れていくたくさんの死体。
11歳の少年が見た光景を、読者も知ることになります。

「どんなにつらい記憶でも、知らないよりは知ったほうがいいと私は思います。本書は読むのも苦しい内容ですが、きっと未来のための知恵を与えてくれるでしょう」(京都大学原子炉実験所 小出裕章さんによる「はじめに」より)。

原爆や核についてお子さんと考えるとき、最適の1冊です。

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ぼくは満員電車で原爆を浴びた 11歳の少年が生きぬいたヒロシマ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年04月16日

    原爆物の中ではかなり描写がしっかりしていると思った。
    子供向けではあるものの残酷な描写もしっかり残されていて、他の原爆小説より印象に残る

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    Posted by ブクログ 2023年11月26日

    子どもと一緒にゆっくり読んだ。私の祖母たちからはほとんど聞くことができなかったので、こんなふうに読むことができて、本当にありがたいことだと思う。

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    Posted by ブクログ 2021年02月06日

    原爆投下直後の様子を生々しく書かれていました。被曝の恐ろしさがとても伝わりました。子供たちにも読んでもらいたい本です。

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    Posted by ブクログ 2020年11月21日

    米澤鐡志さんは1945年8月6日、11歳のときに広島で被爆しました。
    当時、米澤さんはお母さんと妹、弟たちと疎開先で暮らしていました。この日は、広島の家へ生活に必要な荷物を取りに行くため、朝早くお母さんとふたりで出かけたのです。原爆が投下された時、米澤さんとお母さんは電車の中にいました。
    米澤さんは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年05月10日

    爆心地から程近い場所で被爆し、奇跡的に生き残った少年の話。当事者しか語りえない凄惨な被爆体験は悲しい現実を教えてくれました。戦後70年を過ぎた今、戦禍を直接知る人は少なくなっています。
    子どもにはまだ早い、でもいつか読んで欲しい一冊でした。

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    Posted by ブクログ 2015年08月08日

    児童書ではあるが私自身が読みたいと感じ、また子供がもう少し大きくなったら読ませてやりたいとの思いから購入。

    内容としては、子供にも読み易い文章で当時の状況がとても詳細に語られている。
    私の母が被爆しており私自身も被爆2世なのだが、母の体験談については母が自発的に話した内容についてしか息子である私も...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月16日

    後世に伝えなければいけない本。
    胸がえぐられるような表現の本でした。
    体験なさった方にしかわからない 伝えられない真実。

    絶対に風化させてはいけないと思いました。

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    Posted by ブクログ 2013年09月03日

    児童書。当時の米沢さんと同じ11歳の娘に与えました。
    原爆というものもまだよく分かっていなかった娘に、被爆体験は衝撃的だったようですが、「核のない社会にしたい」と強く思えたようです。
    福島原発事故のことも触れられているので、原発についても本を読んでから娘と一緒に調べたり教えたりしました。その良い機会...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月22日

    11歳の時、爆心地付近で被爆し、奇跡的に生き残った方の語りから作られた本。原爆の恐ろしさを直に経験した方の言葉を聞ける時間はあとわずか。原爆の悲劇を繰り返してほしくない。そんな思いで作られた本だと思う。子供も読めるよう書かれています。次の世代となる子どもたちに読んでほしい。

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    Posted by ブクログ 2022年08月18日

    電車内被曝をしたその日見た地獄絵図。爆心地に近いところに居合わせたが奇跡的にも生き残ったぼく。戦 原爆投下の瞬間に何も言えずに知らずに亡くなった人がたくさんいる。その人たちのためにも生き残ったぼくはあの体験を語り継がねばならない。辛く悲惨な出来事も知れば未来をよりよくするかもしれない。米澤さんの想い...続きを読む

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