事業創造のロジック ダントツのビジネスを発想する

事業創造のロジック ダントツのビジネスを発想する

ビジネス・実用
1,870円 (税込)

9pt

競争戦略やビジネスモデルの理論や手法をクリエイティブに使いこなすための「考える力」を磨く――。それが本書のメインテーマです。経営学を学んだことがない人でも読み進められるように、経営学が教える基本を示しながら、基本を超えていくためのヒントを提示します。わかりやすい事例を分析しながら、ビジネスモデルの設計や革新に役立つヒントをふんだんに紹介します。

ビジネスモデルは「頭の中にある理想」であって、現実は「矛盾だらけ、制約だらけ」です。経営者が思っている通りに人は動きません。あるいは経営者の言っている通りにするとうまくいかないから、現場が工夫して、経営者が意図したビジネスモデル通りではないことをしている場合もあります。そういう現実の中を進んでいくためには、ビジネスモデルに埋め込むロジックに「できの良さ」が求められます。王道を行くか、クレイジーになるか。ダントツ企業の選択を紹介します。

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事業創造のロジック ダントツのビジネスを発想する のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    根来先生の著作は、総じて読みやすい。本書も例に漏れず、お弁当の玉子屋等の複数の具体例を通じて、事業の成り立ちが平易な言葉で語られていく。

    個人的な理解だが、本書の肝はいわゆるVRIOフレームに近い観点を用いながら、それぞれの要素が有機的に繋がっていることで競合優位が成立している構造を、図で直感的に捉えさせてくれる点にある。強みを「点」としてではなく、「関係性」として見る視点が、自然と身に付く。

    一方で欲を言えば、その優位性がどこを起点に生まれ、どのような過程を経て積み上がっていったのか、あるいは有機的につながっているがゆえに、どのようなパラダイムシフトに脆さを抱えうるのか、といった時間軸や揺らぎの話まで踏み込まれていたら、さらに思考が広がった気もする。

    もっとも、それは読み手に委ねられた宿題なのかも。構造を紹介された後は、その構造が崩れる可能性まで自分で考えてみる。そういう余白を残している点もまた、本書の誠実さというか、ただ読んで納得して終わらない良いところかもしれない。

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    2026年01月03日

    Posted by ブクログ

    最新の経営学のコンセプトを事例を用いてわかりやすく紹介してくれている。一般的なビジネス書よりは難しいが、専門書程は難しくない。おすすめです。

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    2015年02月05日

    Posted by ブクログ

    根来先生の新著。新事業創造にあたって必要な知識を、具体的なケースを豊富に交えながら解説。授業の教材としても使える話しが沢山。気軽に読めるので色々な方々にお勧めです。

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    2014年04月14日

    Posted by ブクログ

    ビジネスにおいて、創造的な戦略を立てるためには何が大切なのか。斬新なビジネスモデルで成功している会社は、何か特別なことを知っているのか、あるいは特別な能力があるのか。そういう問いに答えることが、この本の主要なテーマです。

    ビジネスモデル=経営者の頭の中にある「事業の構造に関する意図」をまとめた設計図

    ビジネスモデルというと「儲ける仕組み」と説明していることが多く「どうやって収入を得るか」ということに注目することが多いが、もっと広く定義したほうがいい。それは、収入に関する「意図」を実現するためには、収入の面だけでなく事業構造全体を考えなければいけないからです。

    ・ダントツに成功する企業は、ロジックが明確です。

    新しいビジネスを立ち上げるときには、数字を作ることが絶対に必要です。自分がやろうとしているビジネスにリアリティがあるかどうかをチェックするには、数字が不可欠で、直感だけで済ませてはいけない。関係する数字を作り、妥当性をチェックする。それをしないビジネスモデル設計はあり得ません。

    ビジネスモデルを設計するうえで重要な要素は、①顧客にとっての魅力を高めること、②ライバルが追随できないようにすること、です。

    コストの検討では、何が固定費で何が変動費で、それがどう決まるかということを見極めることが重要です。

    頑張り主義では他社とはあまり差をつけることができません。なぜなら、他者も頑張るからです。だから価格競争をしてはいけない。

    ノイジーマイノリティ:あるお客様から届いた声が、全体の声と一致とは一致していないこと。

    経済性原理:経済性を向上させることができる方法
    ①規模の経済、②経験の経済(学習効果)、③範囲の経済(多品種化でコスト低減効果)、④ネットワークの経済(参加者が増える)

    アドバンテージマトリックス 特化事業、規模事業、分散事業、手詰まり事業

    妥当性と正当性 ①合法・誠実、②合法だけど、不誠実、③支持されるけれど違法性がある、④アンダーグラウンドビジネス

    模倣困難性 差別化、資源、活動 仕組みをつくっている部分システムを洗い出して、模倣困難性の分析を行う

    発展性 ①自己強化ループで発展する ②発展シナリオをつかって新ビジネスの資源として再投資をする

    目次は以下です。

    はじめに
    第1部 出発点
     第1章 「ジョブの再定義」と「制約外し」
     第2章 戦略モデルと収益モデル
    第2部 因果関係
     第3章 突き抜けるロジック
     第4章 クリエイティブな作成
     第5章 原理を逆手に取る
     第6章 データ経営と経済性原理
    第3部 妥当性と正当性
     第7章 ビジネスモデルのコンテキスト
     第8章 妥当性
     第9章 正当性
    第4部 模倣困難性
     第10章 競争優位の活動システム
     第11章 活動システムの部分化
     第12章 「今日の強さ」と「明日の不安」
    第5部 発展性
     第13章 「次」の設計
     第14章 非連続的な進化
     第15章 勝ち続けるロジック

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    2022年04月21日

    Posted by ブクログ

    WBS教授による戦略論。昔習ったことがあるが、記憶にない。
    久々にビジネス書を読んだ気がする。

    非常にたくさんの事例が出てくるので、読んでいて面白い。
    特に、玉子屋というお弁当屋さんは初めて聞いたが、よく出来ている。

    正当性については、すごく共感できる。また、ロジックは大事だが、
    ロジックだけだと誰にでも発想できるものになるという点にも納得できる。

    会社の蔵書。

    [more]
    (目次)
    第1部 出発点
     第1章 「ジョブの再定義」と「制約外し」――キンドルを発想する
     第2章 戦略モデルと収益モデル――顧客をど真ん中に置いて考える

    第2部 因果関係
     第3章 突き抜けるロジック――玉子屋を発想する
     第4章 クリエイティブな作戦――原理を「利用する」「裏切る」「創出する」
     第5章 原理を逆手に取るロジック――ホワイトプランを発想する
     第6章 データ経営と経済性原理――パーク24を発想する

    第3部 妥当性と正当性
     第7章 ビジネスモデルのコンテキスト――「前提」は正しいか?
     第8章 妥当性――ネットスーパーを発想する
     第9章 正当性――新しいビジネスモデルの罠

    第4部 模倣困難性
     第10章 競争優位の活動システム――サウスウエスト航空を発想する
     第11章 活動システムの部分化――ポーターの理論を改造する
     第12章 「今日の強さ」と「明日の不安」――サウスウエスト航空のコンテキスト

    第5部 発展性
     第13章 「次」の設計――「不整合」が進化のタネになる
     第14章 非連続的な進化――ディー・エヌ・エーを発想する
     第15章 勝ち続けるロジック――セブン-イレブンを発想する

    解説1 経済性原理――一般的な因果関係を主張する「法則」
    解説2 コンテキスト――人の認知・決定・行動を支える前提

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    2018年10月12日

    Posted by ブクログ

    【要約】答えはないがヒントはある、そのために定石(ビジネスモデル)を学べ
    【所感】とてもいい先生だと思う
    【メモ】
    ・ノイジーマイノリティ、あるお客さんから届いた声が必ずしも全体と一致している訳ではない。
    ・玉子屋モデル
    ・規模創発的
    ☆規模(単位あたりコスト低下、規模創発的効果、クリティカルマスに達するまで効果は無い。換言すれば意図的に狙う)、経験(経験蓄積にる単位あたりコスト低下)、範囲(製品拡大、シナジー)、ネットワーク(利用便益の拡大) の経済
    ・ソフトバンク初期のホワイトプラン、セブン銀行の
    ・自己強化のループ、例トヨタ
    ☆利益率よりも資源蓄積を優先、CSKのおおかわさんはシステム受託の会社にするというつぎの構想を持って意図的に取引先を選んだ。
    ・楽天のM&Aは範囲の経済の意識的追求
    ・マイクロソフトはサイド間ネットワーク効果狙い(利用者と補完製品開発業者に働くネットワーク効果)
    ・SNSの会社はサイド内ネットワーク効果狙い(利用者間に働くネットワーク効果)
    ☆意識の3層構造(byアンソニー・ギデンズ):言説意識(行為主体が言葉で説明できる)、実践意識(言語化できないが主体が知っているのは確かな暗黙知。うまく説明できなんだけど、どうすればいいか知っているような事。社会の構造はこの実践意識の中に取り込まれれている。コンテキスト分析とは実践意識の言説意識化を図るもの)、無意識

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    2017年07月29日

    Posted by ブクログ

    一般的な経営戦略ノウハウ本より実態に即していて役立つ内容になっている。個別の事例を丁寧に解説していることもさることながら、複数の論理を組み合わせていることが目新しいのだと思う。例えば、サウスウェスト航空の経営戦略をブルーオーシャンで語る例は多いが、やはり物足りない。この本では、それに加えてポーターの競争戦略と、筆者オリジナルの分析手法を用いていて、この方が実態に即していると思われる。やはり経営は複数領域にまたがって進められるものであることを実感。

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    2014年09月16日

    Posted by ブクログ

    数あるサービスの中から選ばれるためには、ということを考えるときにとてもいい視点をもらえる本だと思います。お弁当の玉子屋さんなんかもそう。1種類しかお弁当売らない。1種類しかないの?!って普通はなりますが、1種類しかないからこそできることを考えてやりぬく。逆転の発想。独自性。やっぱり常に自分たちのサービスでしかできないことを前向きに考えたいですねー。

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    2014年06月28日

    Posted by ブクログ

    我が地元のお弁当屋である玉子屋がケースとして出ているとのことで読んでみることに。玉子屋の話しは非常に解りやすく面白かったです。
    また、このテの本にしては非常に読みやすく、あっと言う間に読むことができました。ビジネスモデルに興味のある人にはお勧めの一冊です。

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    2014年05月31日

    Posted by ブクログ

    実在する企業を例にとって事業創造のあるべき姿を解説

    お弁当屋さんの玉子屋、ソフトバンク、セブンイレブン、DeNA、アメリカのLCC系の航空会社など各企業の事業構造の特徴を知ることが出来て面白かった。

    他社が真似出来ないビジネスモデルが良いとよく聞くが、その辺を実例を元に分かり易く解説しており良かった。

    0
    2014年04月12日

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