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格差社会の暗部で弱者が借金漬けにされている。デフレ経済下、大手消費者金融会社は低所得者層を貪り、肥大化してきた。その甘い蜜を求めて大手銀行と外資企業が争奪戦を演じている。その一方で、多重債務に陥った利用者はヤミ金に全てを奪われ深い闇に沈められる…。現代社会の地殻変動を活写した渾身のノンフィクション。
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Posted by ブクログ
人生生きる上で金融に学ばなくてはならない。特にサラ金の実態については絶対に知るべきだ。そして、ダメ、ゼッタイ。これはドラッグだけじゃない。キャッシングという行為に対しても言えることであることを実感するだろう。
世帯調査(貯蓄ゼロと回答が全体の23.8%、生活保護世帯が100万世帯を突破 2005) 自己破産件数(2005年は184000人を上回った) フォーブス(日本の富豪リストにサラ金経営者が含まれていた) ロールオーバー 福田吉孝(アイフルの創業者。「銀行を買収したい」と発言) 貸金業規制法と出資法の...続きを読む一部改正法(ヤミ金規制法) アイフル被害対策全国会議 全国信用情報センター連合会 三件規制(原則として他社利用は三社以内までとすること) クレサラ被協連 グレーゾーン(種と利息制限法の間に立っあるもの) みなし弁済規定 テラネット(全情報連とは別のデータベース組織) 護送船団方式 ゼロ金利政策(デフレ脱却なための緊急措置) 多重債務者の平均像(JCFA金銭カウンセリング) ミナミ(大阪) レディースローン(時におんな市が開かれるとのこと) 八尾ヤミ金心中事件 日掛け金融 コミュニティ金融(信用組合や信用金庫といった裾野の金融機関のこと) 頼母子講・無尽講 小原鐵五郎「貸すも親切」「銀行は晴れた日に傘を貸し、雨が降ったら取り上げる」 聖域なき改革 タブー(サラ金会社が大きなスポンサーになっている今日、こみ入った記事を掻くと圧力をかけられる)
読んだあと、憂鬱になるような消費者金融の手口。多重債務者は個人の問題でなく、カモにするため多重債務者が作られ、絞るだけ絞った後は...。いやはやなんとも。
ヤミ金の本質は業界間での客のキャッチボールやらババ抜きらしいようで、だいぶとんでもない。 満足度7
若干借り手の立場に立ちすぎではありますが、 知識としてはかなり有用かと思います。 この本を読んで、 「サラ金なんて使わない」と感じられたらいいんじゃないですかね。
全く知らない世界が描かれていました。 読書の動機は、いわゆるBOPを理解する前に・・・とかそんなレベルだったのですが、 読書後はものすんごい疲労感に襲われました。 今では武富士やアイフル、プロミスやアコムなど大手消費者金融が悪に見えて仕方ありません。 これまで悪いイメージがなかったのは、CM効果な...続きを読むんでしょうか。 そう考えると、コマーシャルやメディアのパワーって絶大やな。 実際、極悪非道なことをしている(とこの本では説明されている)彼らですが、 貧困層やお金に困っている人たちを救っているのも、またひとつの事実。 大阪府橋本知事が、多重債務者向けに対策協議会を立ち上げましたが、 その背景にはこんな事実があったのですね。 あくまで、事実の一面を捉えた本だと思うのですが、 全く無知だった私には刺激強すぎでした。。
著者の広範な知見と精力的な取材で、大手消費者金融といわゆるヤミ金に二分化が進む消費者金融業界の闇を鋭くエグる一冊。生々しい事例としてヤミ金のおそるべき手口、規模、背景が描かれる様は圧巻で、思わず引き擦り込まれる面白さ。自分には関係の無い世界と思いがちだが、実は皮一枚へだてた向こう側に過ぎないという事...続きを読む実を思い知らされる。アイフルやプロミスからお金を借りる前に、必読の一冊。
★消費者金融は一歩踏み出すとまっ逆さま★融資枠を押し付けてさらに借りられますよと言われると、確かに借り手は借金なのか貯金なのか判然としなくなるだろう。年利29.2%ならいくら返しても元本が減ることが少なく、まさに著者の言う通りサラ金は「悪魔的ビジネスモデル」。調達コストを抑えられる大手か、非合法なほ...続きを読むど高利な闇金へ二極化していると指摘する。上限金利を下げると借りられなくなる人が増えかえって闇金問題が広がるという業界のいい分に対しては、それ以前にすでに大手のビジネスモデルが闇金への入り口となっていると述べ、とても納得した。弱者を絞り尽くす意味で、題名はすばらしく当を得ている。
「どうする?アイフルー♪」なんていってる場合じゃない!ということを気付かせてくれる本。サラ金が丸儲けする仕組みの解説が詳しい。喰われる側・喰う側の現場のルポルタージュも参考になる。
金融会社が都合の良い債務者に狙いを定めてお金を搾取する実態が生々しく書かれていた。金融会社からしてみれば商売だから仕方ないのかもしれないが、やるせない気持ちになった。もしローンなどを組む時も、金融会社のいいなりにならず金利計算などは自分できちんとすることが重要だと感じた。
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