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ウィーンに住むフリーランスの保険調査専門探偵ホガートは、大手国際保険会社支社長からある依頼を受けた。ウィーンの美術館がプラハの展覧会に貸し出した絵画が焼失、調査に派遣した絵画専門の調査員は、焼失した絵画はすり替えられた偽物だったとの報告を残し行方不明になった。その調査員を見つけだしてほしいというのだ。プラハに飛んだホガートは、ひとりの女探偵に出会う。彼女が調査しているプラハの連続殺人事件の話を聞くうち、ホガートはとんでもない事実に気づく。『夏を殺す少女』で衝撃的なデビューを飾った、オーストリア・ミステリの名手が仕掛ける巧妙な罠とは?
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Posted by ブクログ
プラハの展覧会に貸し出した絵画が焼失した…ところがその絵は偽物
本物の絵画を探すためプラハに調査員を派遣するが、行方不明になる
本物の絵画を探すため、また行方不明になった調査員を探すため、保険調査専門探偵のホガートは、プラハに飛ぶ…
しかしそこで彼は、猟奇的連続殺人事件に巻き込まれることになる…
プラハを舞台にしたミステリーは珍しいと思い手に取った
プラハはかつてユダヤ人のゲットーだった場所として知られ、作品にもそれが関わってくる
もちろんプラハには行ったこともないが…登場人物たちと一緒に巻頭にある地図を見ながらプラハの街を行ったり来たりしている気分だった…(笑)
登場人物がなかなか個性的で、先も気になり、物語に入り込めた
肝心な本物の絵画の方はちょっと拍子抜けな感じだったけど、それでも連続殺人事件の方はおもしろかった…(笑)
Posted by ブクログ
オーストリアの作家「アンドレアス・グルーバー」の長篇ミステリ作品『黒のクイーン(原題:Schwarze Dame)』を読みました。
『夏を殺す少女』に続き、「アンドレアス・グルーバー」作品です。
-----story-------------
保険調査専門探偵「ホガート」は顧客からある依頼を受けた。
プラハの展覧会に貸し出した絵画が焼失、調査に派遣した絵画専門の調査員は行方不明になった。
調査員の安否と保険詐欺のことを調べて欲しいというのだ。
プラハに飛んだ「ホガート」は、そこで猟奇連続殺人事件に巻きこまれる。
首と手を切りおとしビロードにくるんだ死体の謎。
『夏を殺す少女』で衝撃のデビューを飾った、オーストリア・ミステリの名手が仕掛ける巧妙な罠とは?
訳者あとがき=「酒寄進一」
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2007年(平成19年)に刊行された作品… 翻訳されたのは『夏を殺す少女』の方が先ですが、実際に刊行されたのは本作品の方が4年早いようですね、、、
『夏を殺す少女』は、二人の主人公の視点からの描き方、視点の切り替えタイミングが絶妙だったし、スピード感もあって、素晴らしい作品だったので、それに比較すると物足りなさがあるのは事実ですが… 事件を解決に導こうとする男女二人の探偵の魅力は劣っていなかったし、複数犯による猟奇的な殺人事件の真相も意外で、ミステリ作品を手掛けることになった初期(もしかしたら初?)の作品としては評価できるんじゃないかと思いましたね。
ウィーンに住むフリーランスの保険調査専門探偵「ペーター・ホガート」は、大手国際保険会社支社長「ヘルムート・ラスト」からある依頼を受けた… ウィーンの美術館がプラハの展覧会に貸し出した絵画が焼失、調査に派遣した絵画専門の調査員で「ラスト」の姪「アレクサンドラ・シェリング」は、焼失した絵画はすり替えられた偽物だったとの報告を残し行方不明になった、、、
その「シェリング」を見つけだしてほしいというのだ… プラハに飛んだ「ホガート」は、ひとりの女探偵「イヴォナ・マルコヴィチ」に出会う、、、
彼女が調査しているプラハの連続殺人事件(ビロード殺人事件)の話を聞くうち、「ホガート」は被害者のうちの一人が「シェリング」ではないかと疑い、「イヴォナ」や彼女の弟「オンドレイ」、その相棒「イジー」等と事件の真相を追う… 「ホガート」は、遺体に残された手掛かり等から、二人の犯人がプラハの街をチェスボードに見立ててチェスのプレイを再現しながら犯行を続けていると推理し、伝説的なチェスプレイヤー「ヒエロニムス・ヴェセリー」の力を借りながら、次に狙われる人を推理していく。
そして、ビロード殺人事件の最初に被害者「ハナ・ザイツォーヴァ」の周辺を洗い直すうちに、「ザイツォーヴァ家」の忌まわしい事実を知り、「ザイツォーヴァ家」の次男「ミーハ・ザイッチ」が事件に関わっているにではないかと疑いをもつ… もう一人の容疑者として魚市場の鮮魚店店主「アントニン・ロメグ」が浮上、犯行は「ミーハ」と「ロメグ」によるものなのか!?絵画のすり替え事件は解決できるのか!?
終盤、「ホガート」と「イヴォナ」が犯人を追い詰め、人質をとった犯人と対峙… そして、「ホガート」と「イヴォナ」が正しいと信じる行動に出て、事件を解決に導く展開は一気読みでしたね、、、
「ホガート」を主人公とした物語は、本国では続篇が刊行されているようですが、日本語に翻訳されていないようなんですよね… 翻訳される日を心待ちにしています。
以下、主な登場人物です。
《ウィーン》
「ペーター・ホガート」
フリーランスの保険調査専門探偵
「ヘルムート・ラスト」
保険会社メディーン&ロイドのウィーン支社長
「コールシュミット」
保険会社メディーン&ロイドの外勤課課長
「ヴァルター・ゼードラック」
保険会社メディーン&ロイドの保安課課員
「アレクサンドラ・シェリング」
保険会社メディーン&ロイド専属の美術品の保険調査専門探偵
「クルト」
ホガートの弟
「エーファ」
ホガートのもと恋人
《プラハ》
「ウラディーミル・グレコ」
暗黒街のボス。別名"プラハの王"
「アンナ」
グレコの娘
「ディミトリ」
グレコのボディガード
「トマーシュ」
グレコのボディガード
「イヴォナ・マルコヴィチ」
私立探偵
「オンドレイ」
イヴォナの弟
「イジー」
オンドレイの相棒
「ヤロスラフ・ザイッチ」
ドイツ大使館の参事官
「ハナ・ザイツォーヴァ」
サイッチの妻。ビロード殺人事件の最初の被害者
「ロマン・コジツェ」
ザイッチの長男
「ミーハ・ザイッチ」
ザイッチの次男
「ヒエロニムス・ヴェセリー」
伝説的なチェスプレイヤー
「エヴジェン」
ヴェセリーの妻
「ヤン・プリーコパ」
国立美術館の展示品の監視員
「アントニン・ロメグ」
魚市場の鮮魚店店主
「ヤン・モラク」
殺人課の主任捜査官
「トマーシュ・ノヴァチェク」
殺人課の警部
「スヴァテク」
殺人課の刑事
Posted by ブクログ
(No.14-6) ミステリです。
内容紹介を、表紙裏から転載します。
『ウィーンに住むフリーランスの保険調査専門探偵ペーター・ホガートは、大手保険会社支社長からある依頼を受けた。
ウィーンの美術館がプラハの展覧会に貸し出した絵画が消失。調査に派遣した絵画専門の調査員は、消失した絵画は刷りかえられた偽物だったとの報告を残し行方不明になった。その調査員を見つけ出して欲しいというのだ。
プラハに飛んだホガートは、一人の女探偵(イヴォナ・マルコヴィチ)に出会う。彼女が調査しているプラハの連続殺人事件の話を聞くうち、ホガートはとんでもない事実に気付く。
「夏を殺す少女」で衝撃的なデビューを飾った、オーストリア・ミステリーの名手が仕掛ける巧妙な罠とは?』
「夏を殺す少女」が面白かったので、これも読みました。前作と違って、ミステリというよりハードボイルドだと思います。ハードボイルドって久し振りに読んだわ。
ホガートが私生活が寂しく一匹狼であることはハードボイルドの基本なのですが、理由がちょっと弱いかも。まだはっきり付き合ってもいなかった恋人にあっさり去られたから、私生活が寂しいというのは。
でも以前仕事で大失態をしてしまいそれが気持ちの上で尾を引いていて、二度とそういうことはしないぞと思いながらもどんどん事件に深入りしていく様子は、おおやっぱりハードボイルド!
イヴォナも厳しい過去を背負っていて、それが何なのかなかなか明かされないのですが、その影を感じることでホガートは惹かれていきます。
舞台はほとんどがプラハ。私はプラハに対しては何となく暗い重苦しいイメージがあるのですが、この小説もそんな感じでした。
そして・・・・、警察はかなり無能ですね。もっとしっかり捜査してればここまでのことにはならなかったのに。
まあ、警察が有能だったら探偵ではなく刑事が主人公の小説になっちゃうかな。
犯人がぼやっと分かり始めたころから物語が加速し、探偵たちと読者は同じ情報を共有するので「ああ、そうなんだ!」と一緒に驚けました。
これ、映画化したら面白いだろうなあ。読みながら映像が目に浮かんできました。ラストに向けてハラハラドキドキの展開です。
大変面白かったです。これはシリーズになっていてすでに2作目は本国で出版されているとか。
早く翻訳出版して欲しいです。
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