スポーツを考える ――身体・資本・ナショナリズム

スポーツを考える ――身体・資本・ナショナリズム

715円 (税込)

3pt

4.0

イギリスで誕生し、アメリカで変容・拡大した近代スポーツは、いま大きな転換期を迎えている。現実には個々のネーションのなかでの「非暴力モデル」でしかなかったスポーツは、いまや国境を跳び越え、あたかも高度資本主義のモデルであるかのごとき様相を呈している。スポーツと現代社会の謎を解く異色の思想書。

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スポーツを考える ――身体・資本・ナショナリズム のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     
     スポーツを本質的に理解できる書籍。主に感じたことは二つ。「スポーツの本質を理解できる唯一の本」と「それを書いた著者がスポーツの研究を主な活動にしていないこと」である。
     
     スポーツを学ぶ人は必須の本。よって、ほとんどのスポーツに関わる研究者が推薦本としてあげている。

    エリアスの記述やスポー

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    近代化によってスポーツが誕生した歴史を振り返りながら、記号論を頼りにスポーツを捉え直す試みだと読んだ。
    一部読み切れなかった部分(主に身体についての章)もあったが、大衆、性差、ナショナリズム、資本主義とスポーツの関係についてとても面白く読んだ。
    ただ、多木があとがきで白状している通り、「問題提起以上

    0
    2024年01月02日

    Posted by ブクログ

    スポーツというものは何か。その根本を考える上で大変役に立った。
    オリンピック創成期、このころのジェンダー、目的や大切とされていたもの、そしてアリエスの金言など当時の歴史背景も考慮しつつ、
    現代のスポーツ観に焦点を当て書かれている。
    私のようなスポーツ学科生は一度読んでみると良いと思う。

    0
    2011年07月26日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    近代スポーツはなぜ誕生したのか?
    スペクタクルの秘密は何か?
    どうして高度資本主義のモデルになったのか?
    スポーツと現代社会の謎を解く異色の思想書。

    [ 目次 ]
    序章 方法としてのスポーツ
    第1章 近代スポーツはなぜイギリスで生じたか
    第2章 近代オリンピックの政治学
    第3章 スポ

    0
    2014年10月27日

    Posted by ブクログ

    現代社会において、スポーツが政治的な力学のなかで読み解かれるべき対象であることを、さまざまな事例とともに論じている本です。

    イギリスにおけるスポーツマンシップの形成と、スポーツがアメリカナイズされていく過程をたどり、国家や資本主義との結びつきのなかでスポーツが現代社会においてその特有の位置づけを獲

    0
    2019年04月27日

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