ミシェル・フーコー ――近代を裏から読む

ミシェル・フーコー ――近代を裏から読む

935円 (税込)

4pt

フーコーは、私たちが自明視する世界のありようを、全く違ったしかたで見せる。最高傑作『監獄の誕生』を糸口にフーコーの思考の強靱さと魅力を描き出す。正常と異常の区分を生み出す「知」の体系と結びつき、巧妙に作用する「権力」。そうした秩序が社会の隅々にまで浸透する近現代の先に何を見定めたのか。革命的入門書。

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ミシェル・フーコー ――近代を裏から読む のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    フーコーの代表作『監獄の誕生(監視と処罰)』(1975年)とその背景を中心に、フーコーの思想を小器用に要約せず、混沌も含めて提示しようと試みた一冊...とのこと。
    フーコーの規律権力論は良くも悪くも影響力が強く、いろいろな論者に援用されており、そのせいでやや古い本書(2011年発行)は、2025年時

    0
    2025年09月10日

    Posted by ブクログ

     最近、フーコーの名前を見かけることが多く気になったので読んでみた。難しいが、筆者の表現、文体が心地よくて、2日で読み通すことはできた。これからゆっくり読み直す。

     「不快に思うべきことを不快に思いつづける力と元気」(p214)。「あれ?」と思っても流れてしまう感情を拾っていくことが大事かもしれな

    0
    2025年07月29日

    Posted by ブクログ

    色々他の本に浮気しながらだけど、読み切るのに1年くらいかかった気がする。220ページしかない新書なのに!

    なぜかと言うとこの本、何が言いたいのかよく分からないから時間がかかった。というか、題材となっているフーコーの著作『監獄の誕生』がもともと難解で、その難しいものを変に易しくせず、分からんものを分

    0
    2025年05月01日

    Posted by ブクログ

     フーコーにフォーカスした新書は、中山元氏の『フーコー入門』、慎改氏の『ミシェル・フーコー 自己から脱け出すための哲学』、箱田氏の『ミシェル・フーコー 権力の言いなりにならない生き方』があるが(内田氏の『フーコー 主体の系譜学』は現在講談社学術文庫化)、そのなかでもっとも彼のたくらみに触れやすい書籍

    0
    2023年12月25日

    Posted by ブクログ

    一見は軽妙な語り口。『監獄の誕生』を淀みなく読んでいる気持ちになってしまう。

    著者が示すフーコーを読む「作法」がなにより参考になる。特に終章のことばが頂門の一針という言葉以外思い浮かばなかったほど、フーコーから権力との付き合い方を教わろうと思っていた私には深く刺さった。

    フーコーを読みたい。そし

    0
    2016年04月13日

    Posted by ブクログ

    解説書であれ一般への紹介書であれ、フーコーをテーマとする本を読んだのは初めて。
    この重田という明治大学の先生の名前は、初めて見た。ずいぶん若いし、校内暴力で中学校が荒れていた世代、しかも悪名高い愛知県管理教育を受けた人。だから「監獄の誕生」に魅せられているのか。

    重田の個人的想いがいたるところに横

    0
    2018年10月14日

    Posted by ブクログ

    感動した 代表作の『監獄の誕生』にだけ焦点を当ててるんじゃなくて他の著作や研究者の著作からも引っ張って来てるからいい意味で「他人事」として読めた フーコーの隠れた熱意みたいなものが著者のおかげで見れて嬉しかった

    0
    2025年10月07日

    Posted by ブクログ

    『監獄の誕生』を紹介する件では、なんだこの著者はと思った。が、その肩肘の強張りを外した「最後の数ページ」には、この著者のイワンとしたことが力みなく伝えられている箇所に出会った。
    途中で諦めないでよかった。

    0
    2022年05月18日

    Posted by ブクログ

    ミシェル・フーコーの持つ魅力を、「監獄の歴史」を中心に、できる限り分かりやすくならないように、でも分かりやすく伝えてくれている本。
    著者が、フーコーをこよなく愛していることがすごく分かりました。
    「監獄の歴史」を頑張って読んでみようと思います。

    0
    2021年05月29日

    Posted by ブクログ

    チラチラとハゲ頭がちらつく、などのユーモアや著者のフーコー愛が伝わってくる。フーコーの、というより、監獄の誕生を通じたフーコー入門書。
    国家理性論のあたりから難しくなったが、おおむね理解できた気がする。権力の狡知。非常事態とシュミット。

    0
    2020年05月03日

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