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★『ガラスの仮面』の姫川亜弓は、どうしていつも〈トロイメライ〉を聴くのか?『ベルサイユのばら』の男装の麗人オスカルが好きなモーツァルトを、マリー・アントワネットが聴かないのはなぜ?『SLAM DUNK』の流川楓のウォークマンの中身は何?――答えはすべてこの中にあります。
★マンガと音楽をめぐる愛いっぱいのミステリーエッセイ!音楽を奏でる王子様たち、優等生と不良が好む音楽の違い、恋人や友人と音楽をわかちあう名シーン、画面に散りばめられた音符の装飾、ロマンチックな音楽用語のタイトル、声に出して読みたくなる魅惑のルビ文化、作品から流れ出すBGM……名作マンガに登場するさまざまな「音楽」描写の魅力を語り、真意を読み解きく刺激的なエッセイ集!
★勝田文、雲田はるこ、水城せとな、ヤマシタトモコ豪華ロングインタビュー収録!
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Posted by ブクログ
面白かった。著者のマンガと音楽に対する深い愛が伝わってきた。
ヤマシタトモコの作品の全部にイメージ曲があるなんて初めて知ったわ…コミック持ってるのに。
水城せとなのサエコの声についての話なんかも、面白くて印象に残った。
私自身はマンガから音楽を聴き取った(気がした)経験はないし、音楽を聴きながらでも余裕で執筆できるし、クラシックなんかは特別お気に入りの曲以外はまったく魅力がわからないんだけど、私じゃあそこに流れてる音楽を聴けないだろうな~と思いつつも、それでもここで紹介されているマンガの全てに目を通してみたくなった。(実際二冊注文した)
それに、自分が普段何気なく聴いている音楽がどんな種類のものなのか、そぜそれを好んでいるのかを初めて考えたかもしれない。
いい読書だった。
Posted by ブクログ
MAG・ネットで拝見してから気になっていた高野さんの書籍がやっと読めたことがまず嬉しかったです。音楽と漫画はお互いがお互いを表現することは難しいと思うんですが、それをあえてするのは何故か、それが魅力的に思えてしまうのは何故か、すっきり解決する本でした。基本的には高野さんのお好きな漫画をたっぷり盛り込んで音楽と絡めて語るという形という、なんとも商業本というよりレポートに近い同人誌みたいで、さくさくと読み進めることができます。興味深いこともたくさんありました。なにより、こうして愛してる作品をリスペクトできることが素敵で、好きでたまらないという気持ちが読んでいて伝わる1冊でした。
Posted by ブクログ
漫画と音楽との結びつきで生まれる「物語」へのいとおしさに溢れる文章。
音楽は日常のものであり特別なものでもある。あるときは登場人物に自分と同じ日常を見出して喜び、あるときは自分の知らない未知の世界を夢みて憧れる。いったん読み手の想像力に火をつければとどまるところを知らない世界が、著者ほどには漫画を知らない身からは少しうらやましくもある。いつか読んでみたい漫画のストックがたくさんできました。
音楽によって象徴される人物像はいわば「フード理論」の音楽版といったところか(本文中でも触れられていた)。善人は鼻歌をうたう、合唱すれば仲間、そんな読み解きもおもしろい。「23番」や「独断によればト短調」のあたりから分析される「乙女心のインテリ欲」もとりわけ興味深い。未知の扉を開く鍵のような、ファンタジーの小道具として機能する音楽、という側面を、これからもっともっとみつけていけたら。
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