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Posted by ブクログ 2012年06月27日
グーグルで「5二銀」という三文字を検索すると、そこにズラッと並ぶのは、羽生善治が五段時代の1988年にNHK杯で加藤一二三と対戦した時の「伝説の鬼手」5二銀の話である(動画も多々あり)。
しかし本書「将棋名人血風録」において著者の加藤は言う、この手は確かに妙手ではあるが奨励会の二・三段でもちょっと考...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月19日
昔の将棋の世界には変わった人が多いが、その中でも加藤一二三九段は、トップクラスの変人の一人である。滝を止めたとか、対局相手に向かってストーブを全開にしたとか、うな重しか食べないとか、ネクタイが長すぎるとか、対局者の後ろに回り込んで独り言をつぶやきながら検討を始めるとか、アレなエピソードを並べ始めると...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月14日
勝負師は何事においても勝負の場で譲ってはならない。そして、自分の実力以上の力は信仰によって得る。自らが同じ形の将棋を指し続けるのは芸術作品を作るため、だが、多くの棋士は色々な形でドラマを作ってきた。それを「対戦相手」として分析している。ひふみんが「自分語り」を極力抑えて、かつ、たくさんの棋士仲間・先...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月24日
将棋における名人誕生400年を記念し、実力名人制になってから名人位を射止めた人たちについて、全員と対局した加藤一二三が書き綴った本。
一人ひとりについて、とても丁寧に、尊敬の意を込めて書かれていて、とても面白かった。
基本的には真摯に書かれているけど、時々見え隠れする加藤一二三の変な主張もまた面白...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月26日
この本の1年後に出た「羽生善治論」ではいかに自分が天才かを訴え続けたひふみんこと加藤一二三氏だがこの本は普通に面白い。ひふみんも世間で自分が変わり者だと言われていることは知っている。しかし某新聞社の社長が昔ひふみんにインタビューをして「加藤先生ほど常識的な人はいません」といったそうなのでひふみんが「...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月24日
将棋界を描いた本は、どれも面白く読める。
登場人物も、書いている人も、それぞれ「普通」の人達ではないからだと思う。
中でも加藤一二三さんは相当有名な「変わった人」で、実際テレビで拝見するのが物凄く楽しみなのだが、意外と言っては失礼だが、本は「普通」だった。
しかし、実力制名人の全てと指したことがある...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月14日
破天荒な行動、言行で知られる棋士・加藤一二三氏の著書。
さぞかし破天荒な内容の…と思いましたら非常にオーソドックスな作りの棋界回顧録という感じの本になっています。
羽生名人が自分の著作で「直感で指す一手は良手が多いが悩んだ末に指す一手は悪手が多い」と書いていますがこの本にも同じような表現が出てき...続きを読む
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