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Posted by ブクログ 2018年10月18日
随筆調の自伝
まったくの私的な見解だが
伊豆地方民は地元愛がすこぶるうすい気がする
井上靖ほどの作家はもちろん
修善寺も韮山も先も後も北条氏に対するおらが感がまったくない
といって江川家をみるに江戸時代の人心統治が優れていたとも思えない
というふうに風土をこじつけるような話が随所にみられるが
昭和も...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「幼き日のこと」「青春放浪」「私の自己形成史」収録。
「幼き日のこと」には大正時代の農村の生活が詳細にユーモラスに登場する。
おばあちゃんの昔話を聞いているような感覚!祖母亡き今、もっとちゃんと話を聞いておけばよかったという後悔を、少し軽くしてくれる。
実際の出来事が起こった順番を、自伝的小説「しろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月24日
「幼き日のこと」は自伝的小説「しろばんば」と対をなすかのうようなエッセイである。事実をもとにしたフィクションがいくつか小説に散りばめられていることがわかり面白い。「青春放浪」も自伝的小説「夏草冬濤」と「北の海」の基になった日々を語っている。著者が幼少期に暮らす年月の少なかった父母との思い出を、その場...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月01日
井上靖の作品で、中学生か高校生の時に読んだものは『額田女王』と『黒い蝶』。それ以来読んでいなかった。歴史的作品を多く書く、品の良い作家というイメージだった。先日、『しろばんば』を読み、イメージが少し変わり、親近感が増して、『しろばんば』の世界をもっと知りたくなって手に取った。
湯ヶ島での、おかのお...続きを読む
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