天平の甍

天平の甍

737円 (税込)

3pt

天平の昔、荒れ狂う大海を越えて唐に留学した若い僧たちがあった。故国の便りもなく、無事な生還も期しがたい彼ら――在唐二十年、放浪の果て、高僧鑒真を伴って普照はただひとり故国の土を踏んだ……。鑒真来朝という日本古代史上の大きな事実をもとに、極限に挑み、木の葉のように翻弄される僧たちの運命を、永遠の相の下に鮮明なイメージとして定着させた画期的な歴史小説。

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天平の甍 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なぜか無性に井上靖が読みたくなり、40年以上前に読んだ本を手にとった。あの時の感動とまた違った風が心の中を駆け抜ける。

    8世紀の日本。日本と唐の間の航海は、今では想像もできないほどの苦難があった。しかし、その苦難を乗り越え日本の近代国家成立のために生涯を懸けた留学僧の思いが現代人に深い感動を与える

    0
    2024年09月26日

    Posted by ブクログ

    本書は8世紀の奈良時代に第九次遣唐使として留学する4人の日本人僧侶を中心にして、後半は6度にもわたる挑戦で訪日をはたす鑑真の物語です。当時の日本人にとっては海外に行くことは命がけで、しかも船はそんなに頻繁に出ていない。無事に唐に渡れても帰ることができるのは何十年後の可能性もあって、帰りも無事に帰れる

    0
    2023年04月26日

    Posted by ブクログ

    読みにくかったなぁ。
    言葉使いの難しさ、人名の読みにくさ。
    文学というより記録文ではないかと思うようなデータの記述。
    もう途中で投げ出そうかと一度だけ思った。
    不思議なことに一度きりで、そのあとは読みにくいと感じながらも話が普照と鑑真の日本渡来に絞られてくると、多くの身内からさえも白眼視されるその目

    0
    2022年12月16日

    Posted by ブクログ

    井上靖の歴史小説として代表的な作品。
    井上靖は小説家としての自身の想いや情景を描いたもの、自伝的なものと歴史小説の3つに大別される優れた小説を多数書きました。
    歴史小説では、日本を舞台したもの、中国を中心としたものを多く執筆していて、本作は大別するのであれば井上靖の中国歴史モノの代表作であり、氏の作

    0
    2022年05月17日

    Posted by ブクログ

    我が国の元祖国費留学生達の使命感と壮絶な人生に圧倒された。若い人、特にこれから留学する人達には是非読んでほしい。
    それにしても、鑑真和上の不屈の意志にはただただ頭が下がる。歴史の教科書でサラッと語られている苦難の渡日がこれほどのものだったとは。「偉人の偉さ」を改めて感じることができる良著です。

    0
    2022年04月18日

    Posted by ブクログ

    それぞれの信じた道を進んだ結果が人生だが、その結果は自然や時の流れといった抗いようのないことに大きく影響される。はるか昔に起こった出来事だが、海を隔てて命がけで行き来した遣唐使という特殊な環境だからこそ浮かび上がる人生の真相がある。鑑真という人物に興味をもちながら今まで手にしてこなかった天平の甍であ

    0
    2020年08月16日

    Posted by ブクログ

    鑑真来日に尽力した留学僧や同時に唐へやって来た僧侶たちの小説
    漢字だらけな割に読みやすい
    人生色々、皆違って皆いいと感じました

    0
    2020年04月01日

    Posted by ブクログ

    唐招提寺に行く予定があるので、予習。

    昔の歴史小説は硬派ですね。
    ドラマチックな場面も淡々と、言い方を変えれば無駄なあおりもなく語られていきます。

    今の作家ならもっとエンタメに寄せるんじゃないかなと思います。そうなると、文庫本3-4冊分くらいはいくんじゃないでしょうか。そんな内容がおよそ200ペ

    0
    2025年10月31日

    Posted by ブクログ

    最初が難しくつらかった。中国×歴史×仏教のどの知識もないから。後半鑑真と日本に渡ろうとするあたりからおもしろくなってきた。
    この本は光村の中3の国語の教科書に紹介されているのですが、こんな難しい本読む中3いるでしょうか。

    0
    2025年10月21日

    Posted by ブクログ

    井上靖の作品は、少ししか読んでこなかった。
    「しろばんば」が一番最初かな。
    歴史ものでは「額田王」と「孔子」。
    「孔子」は自分の孔子のイメージの大方を作っている。
    それ以来だから、20年近くご無沙汰状態だった。

    まず一番印象に残っているのは簡潔な文体。
    今の歴史小説を書く作家さんとはどこか違う。

    0
    2025年09月14日

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