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「私」には様々な国籍のユニークな外国人の友だちがいる。日本に「自分探し」に来たフランス人。大連からやってきた回転寿司好きの中国人。故国を追われたイラク人etc…。彼らと彷徨う著者の眼に映る東京は、とてつもなく面白く、途方もなく寂しく、限りなく新鮮なガイコクだ。愉快でカルチャー・ショックに満ち、少しせつない8つの友情物語。
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Posted by ブクログ
積極的に謎の企画を立ち上げて海外にいってアホをやらかしてくる多言語話者で貧乏な著者が、逆に様々な境遇で日本にやってくる外国人と東京を歩き、それぞれの国の文化や価値観、そして「トーキョー」という外国人から見た都会を見つめ直していく、笑いあり涙ありのノンフィクション。アメリカを非難しつつもマクドナルドを...続きを読む美味そうに平らげるイラク人や、暗黒舞踏に憧れて貧乏生活を送るフランス人など多種多様な人々と著者が織りなす台本のない喜劇に腹を抱えて笑い、時に鋭い指摘に極東に位置する日本という国の異様さにもハッとさせられる。一筋縄では行かないのに読みやすく、世界についての扉を開いてくれる良著である。
探検は無いが、高野さんのとてつもない優しさとそそっかしさが満載で面白い。 マクドナルド好きのイラク人の話と、飛行機でたまたま隣に座ってたペルー人の話は、まさにノンフィクションはフィクションより滑稽なりである。またどちらも切ないオチがあって印象深い。
『語学の天才まで1億光年』をだいぶ前に既読していて。ためになったし超絶!面白かった(ゆえに星五つ)のだけど、何て感想を書いていいものか分からないくらい完結していたので星だけ付けて寝かせていました。 そこに出てくるユニークな外国人たちとほぼリンクしていて少し違うエピソードもありつつ、こちらもまた面白か...続きを読むった。 『語学』のほうはタイトル通り、どのようにして多言語を習得し、それを活かしながら多様な国々人々とコミュニケーションを取ったか。そしてそれがいかに魅力的か。 『異国トーキョー』は、関わった外国人たちの異文化習慣や価値観に触れることで高野氏の中でいろいろなことが芽吹き培われていったこと。 言語、文化、習慣etcが違えど、人間同士のやりとりが微笑ましく…いや、もう、ただただ、 高野氏や外国人たちの純情さが愛おしく切なくなる。 端々に外国人たちの姑息さだったり高野氏が自虐する動機のセコさがチラチラと見えますが。相手に向き合った途端に読んでるこっちが心配になるほど人が好い。 読後、何故だか「じゅんわり」あたたかくなっちゃう。 今のところ(他の既読本も良作だけど)一番好きな高野本です。 ちなみに、サラサラッと読めて(物理的に)薄めなところもまた他の作品と違っていいところ。
ちょっとググれば知りたい情報仕入れて大抵の言語を多少なり学ぶ術があって、面倒な人付き合いもそこそこにしてあちこち飛び回れる、大層便利な時代になった。もーこんなまわりくどいこと好き好んででもしないと体験できない。真面目で不器用で真っ直ぐな高野青年が、ひとつひとつの出会いの中で、いろんなものの見え方、捉...続きを読むえ方を発見しながら国際人となる過程を見届けているようでとても面白い。
高野さんの他の著作を読んでいると、状況や当時人物に共通しているものがあって、ストーリーを補完してくれる楽しさもある。 高野さんが狂言回しとして、トーキョーにやってきた7人の外国人の物語が綴られる。 スペイン人とペルー人、イラク人の話が好み。みんな、話に少し寂しさというか、ビターな雰囲気があって、...続きを読むそこが良い。
面白いけど、少し考えさせられる。 人の行かないところへ行く、人のやらないことをやる、というのが辺境ライターたる私のテーマである。 変なところに行ったり変なことをすることで出会える人がいる。面白い話ができる。
東京も、外国人とすごせば異国"トーキョー"に見えてくる…… 登場する日本で暮らす外国人たちがみな個性的でおもしろいのは、(わざわざ日本に来るような人たちだ、)各人の個性も十分あるだろうが、同時に著者の目線のおもしろさもありそうだ。 どのエピソードもおもしろく、また興味深いものだっ...続きを読むた。 なかなか海外旅行に行けないいま、すこし他人の視点を想像すれば、ここ日本でも異国を感じることができるかも、というワクワクを感じることができた。
日本に居ながら海外を旅したような気分になれる、高野秀行が出会った面白おかしい『ガイジン』との数々のエピソードを交えた物語。
2021/01/13 自然消滅していく、お話がものすごーく好きです。 少し悲しかったり、光が見えたり、笑えたり、高野先生の冒険も好きですが、エッセイもいいですね。
在日外国人との交流を通し、著者のペーソスがかたられる。 著者の得意な冒険記的な作品ではなく、命を預ける相手という濃ゆい付き合いではない。東京という大都市の中で袖擦り合う程度の淡麗な関係であるため、外国人諸氏との付き合いも淡麗である。何度か一緒に飲んだことがある痴人と友達の間くらいの関係、といった程度...続きを読むの濃度である。 長い人生の中で少しの間交わった外国人たちとの交友がテーマであるため、著者の関心は2つに絞られる。在日外国人の東京における生き方と、在日外国人との交友を通した著者自身の生き方である。 個人的には、日本野球に詳しい盲目の青年の話が印象的だった。障害という日本で生活するためのハンデを笑い飛ばし日本での渡世をしてゆく姿は痛快。その痛快さが彼の持つ奇跡的な知性の産物だとしても。 反対に、就労ビザを取れなかった青年の話はとても切なかった。もっと交流すればよかったという著者の後悔はとてもよく理解できる。
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