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豊かさを求めて「原発大国」を選んだ唯一の被爆国・日本。核の傘の下で平和憲法を制定した日本。このねじれを政財官の動き、映画等の文化を題材に検証。2013年論を加え、電子版に増補。
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Posted by ブクログ
この本は書評するべきものではない。しっかり歴史を見つめ、そして今何を考えるのか、単なる原発反対、推進でなくもっと本質的な議論が求められている私達が必要としている膨大な情報がこの本に含まれている。多くの人に読んで欲しいし、正しく理解して欲しい。
読み終えた充実感を感じる、深みのある本でした。 原発はただ廃絶すればいいものではなく、どうしたらいいかを深く考えさせられる内容でした。
先に「原発報道とメディア」を読んだんですが(なかなか手に入らなかった)、こちらの方がよかった。歴史の縦糸と横糸をきちんと編んで現在(というか311前)に至った道を明確に見せてくれます。これを読んで、どうして今回の福島第一原発事故が地方社会の荒廃と直結しているのか、よくわかりました。今に生き、今後を考...続きを読むえる僕達全員にとって必読の一冊だと思います。
3月11日よりも前、2002年に出版された「『核』論」に、3月11日以降の原発問題に関連して著者が話したことを「二〇一一年論」として加えて5月に出版されたもの。 横柄な良い方になってしまうが、ぼくが今まで原発に関する報道等について、ずっと感じていた違和感を、「二〇一一年論」がすべて明文化してくれて...続きを読むいる。原発問題について口にする前に、一度は読んでおかなければならない一文だと思う。 一方で、原子力について、自分がどれだけ知ったつもりになって考えていたのか、どれだけ一面だけを見て考えていたのかを実感したし、自分の不勉強を本気で恥じている。
もしも核の「効用」があるとすれば、それは万人に利用できるものであるべきだし、そうでないならまず弱者を救済するものでなければならない。弱者にしわ寄せをもたらしつつ成立している原子力利用の現状は明らかにおかしい。
今だからこそ、日本が原発推進を選んだ経緯を知りたい、という人にはおススメ。賛成派、反対派、どっちかに寄ってないところもGood.
11/06/01。冒頭の「2010年論−新書版まえがきにかえて」をちら読みしたが、極めてまっとうな大人の見解。不安を煽る人たち、闇雲に安全を叫ぶ人たちが忘れているものに視点を当てている。読む前から★5つ。
「核」論の「各」論という洒落に合わず真面目な内容。 内容が盛り沢山で重いため、読後感は大きい。 --- どのような歴史を経て、日本が今の原子力大国となったのか? それを社会論、政治論、科学論、報道論 etc... から書かれています。 「スイシン」「ハンタイ」の立場を超えて均衡点を探すために、お互い...続きを読むにおかしい部分・目を逸らしてきた部分を見つめ直さなくてはならないと思う。そのためのきっかけに最適な本。
原発「スイシン派」の人も、「ハンタイ派」の人も、どちらでもない人も、今一度なぜこのような状況に日本が至ったのか、見つめなおすには最良の書だと思います。 福島原発の現状を鑑みて、東京電力を責めるのは容易いことかもしれません。だけど彼ら”だけ”の責任でもないのも事実なのではないでしょうか。 もはや、日本...続きを読む人は原発問題に関して無自覚でいることはできないと感じています。
はっきり言って、この人の本は、とても読みにくい。文体としても、内容としても。 著者は、原発スイシン派でもなく、ハンタイ派でもない。そのどちらに対しても「非共感的」に感じている、と著す。 スイシン派の引くに引けない状況。 反対派の過剰なまでの拒否反応。 その折衷案を模索して震災から2年が経とうと...続きを読むする。 その折衷案を考えるときに、まず読まれるべき本だと思った。 エネルギー源として原発は必要不可欠であるという推進派。 彼らの隠蔽体質は目に余るものがある。 しかし、当初「原発は完全になくすべきだ」として、頭ごなしに反対していた反対派も、思考停止状態といえるのではないか? 原発は危険だ!と訴えすぎることによる弊害もある。就労職員の核に関する知識の低下。労働のモチベーションの低下。スイシン派の隠蔽体質を作り上げもした。 危険なものでも、突然姿を消してくれるわけではない。 平和的に終息するために、議論がなされるべきだ。 それなのに、国家は、なし崩し的にスイシンへと向かおうとしている。 反対の「やり方」が、問われるときだ。 まず、原発を知ること。核を知ること。民主主義を知ること。アメリカを知ること。冷戦を知ること。倫理を知ること。学問を知ること。未来を模索すること。 原発は、本当に、複雑な要素が絡み合った問題だ。 それをほどいてくれるわけではないが、その手助けになる本かもしれない。
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私たちはこうして「原発大国」を選んだ 増補版 「核」論
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