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Posted by ブクログ
とても実用的な本です。大学は文系ポスドクの惨状を経験していながら,同じ悲劇を生むことが容易に予想できた法科大学院を作った訳で,本当に酷い話だと思う。
2010年末ころ同種の本を何冊かまとめて読んでいた。そのときは20歳で読んでおきたかったという思いが強くて,2011年は比較的そういうテンションでやってきた気がする。そんなことを公の場で口にしたこともあったし。学会に入ったり,懸賞論文に応募したり,紀要論文を発表する場を求めたり。言うならばアカデミズムへの回帰願望の強い1年だった。
2012年の現在本書を読んで感じたのは,2つのこと。
一方で,20歳で読んでても,その時点で進路は大きく変わらなかっただろうし,その後の展開もそれほど変わらなかったかな,と。サラリーマンや公務員になってる自分はやっぱり想像できない。結局夢破れて司法試験というカードを切る以外になかっただろう。
他方で,今読んで,これから大学教員を目指すかというと,今の感触としては?かな。経済的安定と精神的自由というのは多くの場合相反する。その中で後者に価値を見いだす性質なので,今の自由業もそう悪くない,と思うようになってきた。常に隣の芝生は青いけれどもw 『リトルピープルの時代』じゃないけど,消滅した外部への超越ではなく,内部に深く潜ること,ということかもしれませんね。その先に何があるのか分からないけど。
あ,何か繋がった。そう考えると,進化と内化はつねにすでに現前しているというウィルバーの洞察は,4象限とかスパイラルダイナミクスとかいうフレームワークもどきなんぞより,よほど核心的かつ現代的なのではないか?何か『リトルピープル』読み切れる気がしてきた。島に帰ったら読もう。
Posted by ブクログ
妻が「そんな知っていることばかり書いてある本読んでどうすんの?」といみじくも喝破したように、確かに、現役大学教員(私学文系)に勤務している者にとってみれば、周知のことが中心であり、取り立てて目新しい事実、事例、分析があったわけではない。それでもやはりよそ様の事情は知っておいて損はなく、我が社はちゃんと人事をおこなっているか、ヤバイ大学になっていないか、などなどチェック・ポイントは少なくない。
結論から言えば、Z大学(ほっとけ!)に分類されている我が社もβ大学に所属する著者の大学も、こと採用人事や学内雑務の多さに関しては似たり寄ったりだということ。ただ、我が社の持ちゴマ(ノルマ)は学部6であり、やや多いと思われる(ただし、経済学部は大学院修士課程で実質M論を指導していると5コマ)。
Posted by ブクログ
大学教員として採用されるためのノウハウや、大学教員としてのキャリアパスがどうなるのか、ということを20以上の実例を紹介しながら分かりやすく説明している。著者の専門は政治学で、人文系、社会系という前提がある。著者の軽妙な筆致が面白い。
『大学入試 担当教員のぶっちゃけ話』が面白かったので、この本も読んでみた。「大学教員(研究者)になるための就活」方法、院生の将来、といった内容で、そういう道に進む人はもちろん、そんな人ではなくても、常にキャリアアップを目指して研鑽していくことが大事、ということがよく分かる点で役に立つ。おれも専修免許目指そうかな、とか仕事しながら大学院行きたいなとか、授業の発表とかしてみたいな、とか思った。他にも、マル経、近経、とかやっぱあるんだ、と思って面白かった。非常勤と違って専任がやらないといけない「雑務」っていうのは高校の教員とも同じだなと思った。これの私学高校教員版の本とかないのかな、と思う。(13/10/25)
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