不幸な国の幸福論

不幸な国の幸福論

715円 (税込)

3pt

経済は破綻し格差は拡大する一方、将来への希望を持つことが難しい日本にあって、「幸せ」は遠のくばかりと感じている人は多い。しかし、実は日本人は自ら不幸の種まきをし、幸福に背を向ける国民性を有しているのではないか――。精神科医、心理学者でもある作家が「幸せになれない日本人」の秘密を解き明かし、幸福になるための発想の転換法を伝授する。追い求めている間は決して手に入れることのできない「幸福」の真の意味を問う、不幸な時代に必読の書。【目次】第一章 幸福を阻む考え方・生き方/第二章 「不幸増幅装置」ニッポンをつくったもの/第三章 幸福は「しなやか」な生に宿る/第四章 幸せに生きるための「老い」と「死」/あとがき

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不幸な国の幸福論 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年05月28日

    著者の人生が詰まっている感じがします。
    著者の御年もあり、説得力があります。

    歳を取っても幸福に生きるために、読んで良い本です!

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    Posted by ブクログ 2018年10月19日

    "知り合いから紹介された本。日本の現状を様々なデータも交えながら、的確に言い得ている。知り合いの方も言っていたが、著者の加賀乙彦さんとほぼ同じ風に世の中を見ていたので、ある意味痛快だった。
    不幸な国とは、我が国日本。日本は社会、仕組み、共同体として不幸を生産している。そんな国に生きる人間の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月05日

     秋葉原で起きた通り魔事件を引き合いに、現代日本の「不幸」を考察する。
     考えない習性や幸せに対する慣れ、他者を気にする日本人の国民性もあるらしい。
     高度成長期から、バブルがはじけた後も、豊かさの幻想を追い求めてしまった日本。リッチな国の不幸な国民。
     介護・医療の崩壊につながる制度誕生のきっかけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月15日

    特に教師という職業に従事されている方には必読書にして頂きたい一冊。
    小学校の道徳やホームルームの時間に充てて欲しい。

    齢八十を超えた精神医学者が著書であるが、そのせいか語り口がとても柔らかい。また、戦争を経験している世代でもある。

    もちろん、教師以外の方にも推薦図書です。

    近年稀に見る良書。

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    Posted by ブクログ 2012年02月12日

    今までの生き方を改めさせられる本だった。
    不幸にしてるのは、自分の考え方のせいかなと思った。

    幸せになるためには、考え抜くこと。
    じぶんはどんな生き方をしたいかきんがえぬくこと。

    挫折はチャンス。自分を見直すいい機会。そして、その方向が具体的に言われてて、役に立つ。

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    Posted by ブクログ 2010年09月02日

    アーティストとして生きている中で、同時に心理カウンセラーを志して、心を扱う本をたくさん読みました。

    その中でも「不幸な国の幸福論」は、身にしみた本の一つです。

    7年前、アジア各国を巡っていた頃を思い出しました。

    第三章「幸福は「しなやか」な生に宿る」を読んでいた時です。

    以下、僕の体験です。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月15日

    幸せとは幸せだと認識できること
    自己の認識を変える以外に幸せになる方法はないと思う

    今の自分が不幸だと思うとき、周りの環境や人がそう思わせているのであって、それが事実ではないということを認識しなければいけない

    ✏自分の苦悩にばかりアンテナを向けていると、どんどん視野が狭くなり、客観性も失われてい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月24日

    だれがみても
    とても不幸な国の日本
    そこで、幸福を生むにはどうするか。
    吾唯知足(われただたるをしる)だとおもいます。

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    Posted by ブクログ 2013年02月20日

    幸福とは何か?人類普遍のテーゼである幸福の在り処や人の生き方を描いたもの。著者の体験談や本の引用が各所に散見され、著者の考えに肉付けがなされ説得力のあるものになっているように思われました。
    現代社会に蔓延る「不幸」は、実は自分自身が招き寄せたものではないか?
    政治が上手く動かないのを政治家だけの責...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年11月28日

    1929年生まれの精神科医で、東京拘置所の医務技官や東京医科歯科大学助教授、上智大学教授を務めた人の話。少々右寄りだが、国際的感覚を持った日本人であれば、正道な主張と感じる。
    高齢者による万引きや介護疲れ殺人が急増していること、パスカルの賭けの話(パスカルは、著書『パンセ』の中で、神はいないとしても...続きを読む

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