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Posted by ブクログ 2017年08月15日
鳥羽伏見の戦いは幕末期における天下分け目の合戦だったのに、その戦況の推移を詳しく知っている人はそれほどいない。学校でもさらりと流して終わるし、鎖国により兵器の近代化に遅れた保守的な幕府が、いち早く開明し軍備を近代化した薩長に負けたという図式でいつも語られる。本当にそうなのか?という疑問にこの本は答え...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月04日
改めて鳥羽伏見が維新期におけるターニングポイントであったことがわかる。鳥羽伏見以前において慶喜はまだ権力を放棄する意思はなく、在京の薩長の兵力は幕府の兵に比べて少数で、薩長の頼みとする土佐藩は日和見な態度であった。そのような環境の中では、その後の権力が幕府に転がるのか薩長に転がるのか不透明な状態だっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月15日
「歴史にイフはない」なんて誰が言ったのか――幕府の命運を決した慶応四年(一八六八)一月三日から六日にかけての四日間の戦いは、さまざまな偶然に満ちている。なぜ幕府歩兵隊の銃は装弾していなかったか、吹きつける北風は幕府軍にどう影響したのか、そして慶喜の判断はなぜ揺れ動いたのか――誰もがその名を知っている...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月07日
鳥羽伏見の戦いの4日間が詳細に分かる。旧幕側の統率の無さが各地での敗戦に繋がっていく様が残念な気持ちになる。「この賊ら、銃丸に中るとすぐさま、短刀をもって喉を刺して伏せ候。」(伏見口戦記)の部分は、この時代が腹に銃創を受けると助からないから咽喉を突くとの事だが本当に悲壮だ。慶喜の弱い性格が幕末の運命...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月29日
題名の通り鳥羽伏見の戦いに関する評伝。鳥羽伏見の戦いというと、普通は武備に優る新政府軍が錦の御旗を振りかざして旧幕軍を圧倒し、御旗に怯えた徳川慶喜が逃亡して旧幕軍が総崩れになったという大まかな概要以上のことは知られていない。だが、実際には新政府軍にとっても非常に際どい戦いで、もし旧幕軍が適切な戦術を...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月06日
戊辰戦争の第一局面「鳥羽・伏見の戦い」について書かれた本。1月3日からの4日間の戦闘を、記録・回想録に基づいて詳細に描かれている。
もしこの局面でこうしていたら…という、「歴史にifは無い」というメジャーな考えとは対照的な目線を多用することで旧幕府軍の敗因を分析しようとする姿勢が印象強い。
個人...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月01日
江戸幕府に終焉を告げた最期の戦いであり、戊辰戦争の始まりを告げたまさに時代の転換期ど真ん中、鳥羽伏見の戦い。
意外なことに、この本が出るまで、この戦について体系だって書かれた文献はなかったそうです。
旧幕側の敗因はなんだったのか、もし旧幕側が勝つとしたら、勝っていたらどうなっていたのか、そう...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月04日
[ 内容 ]
「歴史にイフはない」なんて誰が言ったのか―幕府の命運を決した慶応四年(一八六八)一月三日から六日にかけての四日間の戦いは、さまざまな偶然に満ちている。
なぜ幕府歩兵隊の銃は装弾していなかったか、吹きつける北風は幕府軍にどう影響したのか、そして慶喜の判断はなぜ揺れ動いたのか―。
誰もがそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月17日
明治元年のタイトル名の戦いは、圧倒的な優勢であるはずの旧幕府軍がどうして敗れたのか?錦の御旗を掲げた新政府軍に敗れてしまったのか、著者は長州戦争では賊軍とされた長州が決して負けなかったことから、賊軍とされても旧幕府軍は勝てた要素が多くあったこと、その中でなぜ?を説得力ある論調で展開しています。薩摩と...続きを読む
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