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Posted by ブクログ 2021年07月01日
イギリスにおけるチョコレート産業の成立と展開をロウントリー社のキットカットから見ていく一冊。
中米のカカオ生産の歴史から始まりヨーロッパへの伝来の過程も追いかけているので、この一冊でカカオとチョコレートの世界的展開を概観できる。
歴史や流通・経済・産業・労働者の話が中心になってくるけど、会社の名前...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月28日
チョコレートというものが、アステカからマヤにかけて生まれ、ヨーロッパの植民地であったことから、スペイン、ポルトガルに広まり、フランスのルイ14世がスペインのハプスブルク家のマリーテレーズと結婚して、ココアがフランスに広まり、イギリス、オランダがやがて独占して、世界に広まっていったことが面白かったです...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月24日
カカオがアステカ文明で珍重された話や、三角貿易に組み込まれていたあたりの話には目新しさはなかったが、
その後の話が面白かった。
十九世紀後半、労働者に必要なカロリーを、アルコールに代えて、砂糖、つまりはココアやチョコレートで摂るようになったこと、
イギリスのチョコレート業者がメソジストを中心に発展...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月15日
カカオから、ココア、そして、チョコレートに至までの流れ、それがまず興味深かったです。
今や身近となったチョコレートでも、近代ぐらいまでは、貴族のもので、それが時代の移り変わりなどとともに、一般の人の口に入るまでになったその過程にも知ることが多かったです。
チョコレートは、栄養食品にもなるので、...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月24日
武田尚子氏が2010年に刊行した歴史書。
『砂糖の世界史』や『茶の世界史』と同様にチョコレート(カカオ)というモノからみた歴史書である。
チョコレートも砂糖も茶もやはり大航海時代から世界に広まり、各時代や地域によってさまざまな使われ方をしてきた。
物流からの経済史からの視点や労働者からみた歴史...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月19日
くっ、読み終わったらキットカットが無性に食べたくなった罠。
あんまりチョコレート菓子は好きじゃないのだけど。
王侯貴族の薬的なドリンクから始まったチョコレートが庶民の労働者の手軽な栄養補給に至るまで。
そして今のチョコレート事情など。
もうちょっと最近のことまで書くなら、気候変動と病気によるカカオの...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月06日
ホットココアをお供に読みました。キットカットも用意しておけばよかった。
著者と目次からなんとなく察していましたが、世界史と銘打つにはロウントリー社とイギリスに特化しすぎな感。それで一冊書いても面白い本になったのではと思います。
世界史部分を知りたいだけなら、終章の綺麗な要約を先に読めばいいかもです...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月20日
カカオ原産地中南米、スペイン侵攻により現地人が減少した為黒人奴隷が過酷な労働を担うことに。初めてココアを作った蘭バンホーテン、スイスでミルクチョコレート作りに成功したネスレ、キットカット大成功の英国などプロテスタント諸国。ココアとチョコレートの甘いだけではないちょっとビターな歴史。チョコレートを食...続きを読む
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