太陽の世界 1 聖双生児

太陽の世界 1 聖双生児

506円 (税込)

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かつて、南太平洋には巨大な大陸が存在していた。それはムーと呼ばれていた。そこには、想像を絶するほど高度に完成された一大文明が栄えていた。だがある日、広大で肥沃な土地に住み、完成された国家を持ち、平和な日日を送るムーの人々を、突然の災厄がおそった。大地震、大洪水、そして火山の爆発があいつぎ、そこに栄えたあらゆるものを、跡かたもなく海中に没し去ってしまったのだ――。失われた大陸・ムーの誕生から滅亡に至る2000年の歴史を描く大河ロマン。

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太陽の世界シリーズ のシリーズ作品

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  • 太陽の世界 1 聖双生児
    506円 (税込)
    かつて、南太平洋には巨大な大陸が存在していた。それはムーと呼ばれていた。そこには、想像を絶するほど高度に完成された一大文明が栄えていた。だがある日、広大で肥沃な土地に住み、完成された国家を持ち、平和な日日を送るムーの人々を、突然の災厄がおそった。大地震、大洪水、そして火山の爆発があいつぎ、そこに栄えたあらゆるものを、跡かたもなく海中に没し去ってしまったのだ――。失われた大陸・ムーの誕生から滅亡に至る2000年の歴史を描く大河ロマン。
  • 太陽の世界 2 牛人の結婚
    462円 (税込)
    アム族と〈超能力集団〉モアイ族は、聖なる土地“ラ・ムー”をめざし、果てのない旅を続けていた。その彼らの前に、絶大な武力を誇るキル族が立ちはだかった。キル族は、念じるだけで巨石をも動かすモアイ族の恐るべき力に目をつけ、奴隷に差し出せという。拒絶するなら、力づくでも奪いとると――。この難関を乗り越える方法はあるのか? 謎の巨大大陸“ムー”にくりひろげられる壮大な大河ロマン、待望の第2巻。
  • 太陽の世界 3 飛舟の群れ
    462円 (税込)
    神が定めた聖なる地“ラ・ムー”をめざすアム族と〈超能力集団〉モアイ族は念力で空を飛ぶ草舟を作り、果てしのない旅を続けていた。だがある日、彼らはその凶暴さで周辺部族に恐れられる戦闘的なコロ族と遭遇し、戦いが開始された。空中から攻撃をしかけるアム・モアイの連合軍は、圧倒的な勝利を収め、鳥人の神とあがめられるようになっていったが…。人類の歴史が始まるよりはるか以前、南太平洋にあったとされる幻の大陸“ムー”の、誕生より滅亡までを描く大河ロマン第3巻。
  • 太陽の世界 4 神々の到来
    506円 (税込)
    強大な力を持つ部族イムトの戦士たちが、少数部族ヌクトの村を急襲した。原因はヌクトが近くの浜からこっそり採集していた、白く美しい真珠にあった。その真珠をあらいざらい掠奪してしまおうというのだ。だが、そのありかを白状しないヌクトに、戦士たちが殺りくの刃をふるおうとした寸前「武器を手に平和を乱す者、立ち去れ」と、天からの声があった。聖なる地〈ラ・ムー〉を目ざし、放浪の旅を続けるアム族が、モアイ族の念力によって空を飛ぶ草舟で現われたのだ。危機を救い、神とあがめられる彼らはヌクトの住む浜こそ〈ラ・ムー〉にちがいないと、国家建設の第一歩を踏み出した。南太平洋に超大文明を築いたムー大陸2000年の歴史の幕が、いま開かれたのだ。
  • 太陽の世界 5 天と地の掟
    506円 (税込)
    長い放浪の旅のすえ、アム族と〈超能力集団〉モアイ族は、神が定めた聖なる地“ラ・ムー”に到達した。家が、集会場が、聖宮殿が建設され、近隣の部族との交易も行なわれるようになった。だが、そうした彼らに激しい敵対心を燃やす者もあった。戦闘的な部族イムトがそれだった。しかし、空飛ぶ草舟をあやつるアム族とモアイ族に武力ではかなわぬと思ったイムトは、せめてもの腹いせに、モアイの少女をさらって姿を消した。アム族に救われたヌクトの少年ローロはただ一人、少女救出のためそのあとを追って、果てのない旅に立っていった。
  • 太陽の世界 6 英雄の帰還
    506円 (税込)
    奇怪な様相を見せそびえ立つペトラ山に集まり、結束を固める秘密結社“マカリ”。その中に、イムトの残党に誘拐されたモアイの少女を探し出す旅に出た少年ローロの姿があった。彼は旅の途中に出会ったマカリの長老に武芸の奥儀を教えこまれ、いまやかなう敵のない腕前をもつ、逞しい青年に成長していた。だが、“マカリ”の存亡をかけて敵対する一大勢力があった。周辺部族を屈服させ、収奪の限りをつくす綺羅王(オレオト)の軍勢だ。  圧政に苦しむ人々を助けるため、七人一組となってのゲリラ戦法を展開するマカリ。その先頭に立つローロ。しかし、強力な軍列で押し寄せる綺羅王(オレオト)軍の背後には、不思議な呪術をあやつる巫女の姿があった。
  • 太陽の世界 7 神征紀
    506円 (税込)
    そこは豊かな村であった。木々は生い茂り、人々は心が穏やかで、交易も順調に進み、ますます繁栄していった。だが一大事が起きた。村の長老の孫が大鷲にさらわれてしまったのだ。村中が大騒ぎをしている時、レプケという青年が通りかかった。彼は事件の様子を聞くと、宙にむかって念じはじめた。すると不思議にも空の彼方から大鷲が舞い戻り、子供は無傷のまま両親の腕の中に帰ってきた。奇蹟を行なったレプケ――彼こそラ・ムーの主導者聖双生児の一人、サハムであった。彼は名前を変えて村々を巡遊しながら、アムの将来に備えて情報を集めていたのだ。しかし、彼が長老の美しい娘とめぐり会った時、ラ・ムーの運命は大きく変わっていた。
  • 太陽の世界 8 悪魔の誕生
    506円 (税込)
    結婚式の始まる寸前、突然姿を消してしまったアルタ・リコきっての美女ヒジ。人々は、ヒジが女神ムーに召され昇天したのだと信じていた。だが、彼女を秘かに恋するコバだけは疑問を抱き、ヒジ探索の旅に出た。ついにコバは、深い森の中、エンギルの湖のそばで幽閉されているヒジを発見した。聖双生児の一人カタ・セムによって連れてこられ、子を生んだ後閉じ込められているというのだ。「ヒジはアムの犠牲にされた……」。コバとヒジの必死の逃亡が開始されたその時、大異変が起こった。森の中に二本の鋭い牙を持つ剣歯虎(ギスハカペラ)が現われ、山は火を噴き、湖からは巨大な首長龍(ナーガアギス)が出現したのだ。しかも地底から、人と呼ぶべきか獣と呼ぶべきか、尾を持った禍々しき“有尾人(バルバル)”さえはいだしてきた
  • 太陽の世界 9 続神征紀
    462円 (税込)
    毎夜、チブの村には剣歯虎(ギスハカペラ)の不気味な咆哮がとどろきわたった。おびえきった村人達は、日没と共に家に閉じこもったが、ある夜、二、三頭の剣歯虎の駆け抜ける足音と共に、人間の悲鳴があがった。村長の一家が皆殺しにされたのだ。その夜以来、チブの村は孤立してしまい、モアイに救援を求めることすらできなくなった。その凶暴な剣歯虎を倒したのは、妖怪バルバルの長、デギルであった。モアイに劣らぬ力をみせたデギルは、彼を神として祭ることを要求した。要求にしたがったチブの村の倉を、デギルは美しい布や食糧でみたしていった。人々は働くことを忘れ、淫蕩な快楽にふけっていった。“人間を堕落させろ!” デギルの奸計の第一歩が開始されたのだ。
  • 太陽の世界 10 黄金の湖
    462円 (税込)
    諸制度も整い、都市として発達しはじめたラ・ムーに、一組の男女が訪れてきた。牧人の領域から来た武人のトブレと、妻のミルだった。ラ・ムーの少年達の教師としてまねかれたのだ。図抜けた武術の使い手のトブレは、またたく間に、ラ・ムーの人々の信望を得ていった。ところが、トブレの命をつけ狙う、カオ族の三人の男が現われたのだ。彼等はトブレを討ち果たし、武人の長の位置を奪おうとしているのだ。たとえ、卑劣な手段を用いても――。変化の時代をむかえ、ラ・ムーにも、さまざまな風が吹き荒れていった。
  • 太陽の世界 11 王朝初期
    462円 (税込)
    聖地“ラ・ムー”は、大都市としての機能をそなえはじめ、ますます発展の様子を見せていた。だが、ここに、ひとつの問題がおこってきた。ラ・ムーの名家である、ピロロ家とトマピ家が、次第に反目しあうようになったのだ。そして人々は、それぞれの勢力下に入り庇護を求めるようになっていった。いままでひとつにまとまっていた人々の心が、ふたつに分裂しはじめたのだ。すでに、仲間同士の争いの心配さえあった。ラ・ムーは、大きな試練の時を迎えたのだ。
  • 太陽の世界 12 霊界の支配者
    462円 (税込)
    悪さの限りを尽くしていた少年トマも、心を入れかえたのか、いまでは立派な青年に成長していた。だが、黒いツルで編んだカゴを目にした日から、彼の心に再び魔の声が囁きかけるようになった。ある時、黒い声はラ・ムーの東山聖地にいる、聖ヨハムにあうことをすすめた……。邪悪な心に突き動かされるトマの行く末は――。悪の権化・有尾人(バルバル)は、再び活動をはじめるのか――。
  • 太陽の世界 13 大地の声
    462円 (税込)
    互いに協調し合ってきた貴族と平民の亀裂が確実に進行していた。一方、王宮の内部では王位継承者をめぐって、さまざまな思惑が渦巻いていた。東山(カジマ)の介入などによってようやく決まった新しい王の下、牧畜の普及、交易の振興などによりラ・ムーは一挙に第二次開拓時代へ突入していった。そんな中、王の妻の出産が迫っていた。やがて生まれたのは、男子の“聖なる双生児”だった。
  • 太陽の世界 14 豪族たちの朝
    462円 (税込)
    生後8か月になった双生児の王子、ドワタとドワワのうち兄のドワタが姿を消した――。 西都(サリサホリ)の事件を重くみた東山(カジマ)の聖宮殿(イムキーラ)から至急、ルカとコマが派遣された。事件追求の折、宰相であるペルデが自殺を遂げ、誘拐犯の首謀トマとの熾烈な戦いを繰り広げたのだった。そんな中、東山よりラ・ムーで最初の殺人者であるイカロが釈放され、翼をもった飛舟(キマダ)に乗り姿を晦ましたのだった……。
  • 太陽の世界 15 交流と紛争
    462円 (税込)
    アムの王、カインは進歩的な性格を持っていた。王位につく以前から異国の文化に関心が強く、バラム家を中心とする自主交易を実現させていた。さらに、デギル騒動では双児の一子を失い、今も国外のどこかで生きているのではないかという疑いを捨て切れないでいた。そんな中、アレフロン寺の管長ルカがマテロ国(ヒロ)のカゲルという少年を連れてきた。王は少年に、バラム家(スト)の交易(クカイ)の隊列(ペルハラ)に加わって世界を見聞し、東山(カジマ)に諸国の知識をもたらすよう指示した。やがて、大船に約80人の念力(キマ)あるユレキたちと旅立った。アムと異国との交流が始まったのだった……。
  • 太陽の世界 16 続・交流と紛争
    462円 (税込)
    東山(カジマ)の僧、クメルは十年間の修行をひたすら精神世界に没入することに費やした。やがて、その成果を発表するときがきた。聖宮殿(イムキーラ)の長老たちは、内面世界を現実世界へ運び出す力をもったことに驚くと同時に畏怖さえ覚えた。一方、諸国の情報収集と交易(クカイ)の任務を与えられたカゲルは、アムとは全く違った価値基準をもつネプトとかかわり、誘拐事件を契機にネプトの娘、ルシア姫との恋に悩むのだった。他国との交流によってラ・ムーにも新たなる時代の幕開けが近づいていた…。
  • 太陽の世界 17 飛翔する帝国
    418円 (税込)
    アムの指導者は歴代、“血の流出”を大きな問題としていた。他国との交流によって空飛ぶ者と飛べぬ者の間に、いかに大きな差があるかを知ると同時に、将来、諸国の悪王側に念者が味方することを阻止しなければならなかった。一方、クメル僧の登場で交易の功績を認められなかったバラム家のバスクはアム社会の価値観に疑念を抱き、新たなる奸計をめぐらしていたのだった……。アムにとって諸国の交流と統治が世界を握る鍵となりつつあった。
  • 太陽の世界 18 選ばれざる者
    462円 (税込)
    タリム国の裕福なタグ家の末っ子タルボは、大人たちから子供扱いされ自由に遊びまわっていた。しかし幼なじみで貧しい家のキロが、自分より頼りにされているのを羨ましく思うのだった。そしてタルボは、将来自分の家に居場所が無いことに気付き、人間の価値に疑問を持ち始めた。ある日ラ・ムーの噂をきいたタルボは鳥人になる修業をしたいと思い立ち、家を飛び出し王宮のある町へ行く。タルボは町で知り合った老人の紹介により、下働きとしてネプトの船団に乗り込むことができた。いよいよラ・ムーを目指す旅が始まったのだ。同時にタルボの周辺には邪悪な影がつきまとい始めていた。何年か後タルボは、ラ・ムーの地を踏むことができるのだろうか。今、少年の夢を乗せて、船は荒海に向かって出港していった。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    失われた幻の大陸「ムー」の誕生から滅亡までの2000年の歴史を描く超大作の第1巻。
    完結まで全80巻…の筈だった。
    この作品は、半村 良氏が作品半ば(18巻)で他界された為、未完の大作となってしまった。

    もうね。
    もの凄く面白いのに、決して続きが読めないこのもどかしさ。
    余りにも悔しいので、他の方...続きを読む

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